第23話 飛び級
戦闘試験の後に筆記試験が始まった。
魔法や数学の問題は簡単だったので、全く躓く事なく解けた。
翌日結果発表を見たが、僕とユカリは問題なく合格していた。
驚いた事にシンシアはBクラスとして合格していた。
戦闘では不合格だったが、学力で評価されたのだろう。
クラスも違うし、絡まれることもなくなりそうで安心した。
翌年からは3年生からスタートするので、皆との残りの時間を楽しむとするか。
ーーーーー3年後の春ーーーーー
僕とユカリは、あれからもう一度飛び級をした。
1→3→6年生と言う具合に
僕とユカリは9歳になって、下級学園を卒業した。
同じクラスには姉のマレッサもいた。
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マレッサ・シン・エモトァス
年齢 12歳
性別 女
生命力162/162 体力193/193魔容量327/327
力28 魔力122 頑丈20 素早さ63
【魔法一覧】
ライト[11Lv] ヒール[10Lv] ディバインパニッシュメント[3Lv] ハイヒール[2Lv] キュア[3Lv] エレメンタルプロテクト[3Lv] シールドプロテクト[2Lv] ホーリーアロー[3Lv] ホーリーエンチャント[4Lv]
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ラファエル・シン・エモトァス
年齢 9歳
性別 男
生命力147/147 体力231/231 魔容量352/352
力35 魔力142 頑丈32 素早さ65
【加護スキル】
魔眼 鑑定 アイテムボックス
【技能】
剣技[3Lv]
【魔法一覧】
ライト[25Lv] ディバインパニッシュメント[25Lv] ヒール[25Lv] ハイヒール[7Lv] キュア[6Lv] シールドプロテクト[16Lv] エレメンタルプロテクト[16Lv] ホーリーエンチャント[9Lv]ホーリーバインド[12Lv]ホーリーアロー[19Lv] ライトニングサンダー[5Lv]
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ユカリ
年齢 9歳
性別 女
生命力152/152 体力203/203 魔容量376/376
力37 魔力158 頑丈26 素早さ62
【魔法一覧】
シャドウ[25Lv] シャドウランス[25Lv] シャドウバインド[25Lv] シャドウウォール[16Lv] シャドウカッター[18Lv] シャドウメイデン[11Lv] シャドウデスサイズ[4Lv] シャドウスワンプ[3Lv] ダークアイズ[5Lv] グラビティ[20Lv] グラビティアンプリファー[3Lv] グラビティウォール[2Lv] グラビティボール[3Lv] Lドレイン[3Lv] Mドレイン[3Lv]
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この2年半でユカリはとんでもなく強くなっていた。
「ユカリは、学園卒業したらどうするの?上級学園行く?」
「そうね、私には上級学園に行くお金がないから冒険者になる」
「お金なら父さんに言って出してもらおうか?」
「いや、多分また白い目で見られるからいいの。」
「そっか…」
ユカリは3年間ずっと白い目で見られてきた。
黒い髪と闇魔法のせいで。
身近にいたからよ僕にはよくわかった。
「そしたら僕も冒険者になろうかなー?」
「だめ、ラファエルくんはちゃんと上級学園卒業しなさい。」
「え?だって僕も冒険者になりたいし…」
「上級学園卒業してからでも遅くないよ。私たち他の人より3年も早く下級学園卒業するから。」
「あ、それもそうか。」
「私はもう学ぶ事もないし、学校にいては逆に成長が遅くなると感じたからだから、気にしないで。」
正直もうユカリの実力は学園では化け物扱いだった。
「じゃあ、僕は上級学園行くよ。卒業して冒険者になったら、冒険者の事色々教えてよ」
「そうね、先輩としてリードしてあげる」
「なーに話してんの?」
マレッサに見つかった。
「いや、別に」
「何よー楽しそうな顔してたじゃない!あ!さては私に言えない事でも…?」
マレッサが僕とユカリを睨みつけた。
「いえ、お姉様。私は冒険者になるのでラファエルくんに挨拶をしただけですので。」
ユカリフォローありがとう!!
「え、ユカリちゃん上級学園に行かないの?」
「はい、お金もありませんし」
「えー、実力もあって頭も良いのに…勿体無い。」
マレッサは黒髪だとか闇魔法で差別はしていなかった。寧ろ妹のように思っているようだった。
「そうだ、パパにかけあって…」
「あ、姉さん、それさっき僕も提案したんだけど…」
「はい、ラファエルくんも同じ事仰っていました。ですが、お断りさせていただきました。」
「正直ユカリさんの実力なら冒険者になった方がこの先伸びると思って」
「そうね…」
マレッサは少し勿体なさそうな顔をしていたが、渋々納得したようだった。
「じゃあ私はこれにて」
「あ、ユカリさん!」
「ん?」
「あ、大丈夫だと思うけど…気を付けて」
「うん、ありがとう。ラファエルくんも頑張って」
「ありがとう!」
「…ねぇ、あんたたちやっぱ出来てんじゃないでしょうね?」
「そんな事ないよ!」
(そうだ!僕はガチムチのお兄さんやおじさんが好きなんだ!!)
「ぷっ」
「え」
「え」
それはユカリがこの世界で初めて見せた表情だった。
「ユカリちゃんもそんな風に笑うんだね」
「珍しいものが見れた気がする」
「安心してください、お姉様。私とラファエルくんは、お姉様とラファエルくんとの関係の様なものです。」
「まぁ、兄弟みたいなと言えばそうなのかな…」
「それでは失礼します。」
ユカリはそう言うと寮へ戻って行った。
その時の顔は、この世界に来てから1番楽しそうだった。




