第22話 飛び級試験
魔法大会も終わり、今日は飛び級試験の日だ。
僕とユカリは会場まで足を運んだ。
そこにはシンシアと対戦相手も来ていた。
「君達が今日の対戦相手?」
「はい、そうです。よろしくお願いします!」
「よろしく、僕はガラム」
「私はアネット、よろしく」
「私はアメリア、よろしく」
「ラファエルです。」
「ユカリです。」
「シンシアですわ。」
互いに握手を交わす。
僕の対戦相手はガラムで、ユカリの対戦相手はアネットだ。
シンシアの対戦相手はアメリアと言う子みたいだ。
一瞬3人ともユカリを見て顔が強張ったように見えたけど、気のせいだよね?
「では、対戦を始めます。ラファエルさんと、ガラムさんはあちらへ、ユカリさんとアネットさんはあちらへ、シンシアさんとアメリアさんはあちらへ」
どうやら3人同時に別々の場所で対戦するようだ。
「鑑定」
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ガラム・トニック
年齢 8歳
性別 男
生命力130/130 体力232/232 魔容量201/201
力34 魔力75 頑丈23 素早さ52
【技能】
体術[3Lv]
【魔法一覧】
ファイア[18Lv] ファイアウォール[8Lv] ファイアエンチャント[5Lv] ファイアランス[3Lv] ファイアウィップ[3Lv]
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一応調べてみたが思ったほど強くはなさそうだ。
「では、これより試合を開始します!両者位置について!」
「ラファエルよろしく。」
「よろしくお願いします!」
軽く挨拶をした。
「試合初め!」
「火の精霊よ、罪を打ち滅ぼす鞭となりて我に力を!」
試合開始とともに詠唱を始めた。
「エレメンタルプロテクト!」
バリアを張った。
「ファイアウィップ!」
ガラムが呪文を唱え終わると手から火の鞭が現れた。
「ホーリーバインド!」
先にガラムの動きを拘束する。
「あまい!」
ガラムがヒラリとホーリーバインドをかわす。
伊達にAクラスではないと言うことか。
「やぁ!」
ガラムは火の鞭をラファエル目掛けて振り下ろした。
バチィ!
エレメンタルプロテクトが火の鞭を弾く。
「なに!」
「あぶな…プロテクトしといてよかった…」
ファイアウィップは予想以上に速かった。
「ならばそのプロテクトを壊すまでだ!」
そう言うとガラムは火の鞭を止めずに振り続けた。
バチィバチィバチィ!!
何度もプロテクトが火の鞭を弾く。
「頭では大丈夫って分かってても、怖いなぁ」
体が硬ってうまく動かない。
「でも、このままじゃ負けちゃう…」
「ホーリーアロー!」
無数の光の矢がガラムを襲う。
「よっ!ほっ!」
ガラムは手を止めて光の矢をかわしていく。
「今だ!ホーリーバインド!」
「うわ!」
光の矢とホーリーバインドで挟み撃ちにした。
「くっ!」
ガラムは光の矢をかわした代わりに、捕縛されてしまった。
「ライトニングサンダー!」
「ぐわぁ!」
光の稲妻はガラムに落ちた。
そのままガラムは倒れた。
「勝者!ラファエル!」
「よし!他の2人はどうかな」
そのまま2人の試合を見にいく。
「お疲れ様」
「ユカリさん?!もう終わってたの?」
ユカリは既に勝敗がついたみたいで他の試合を傍観していた。
「きゃああ」
シンシアの悲鳴が聞こえた。
「勝者アメリア!」
どうやらシンシアは負けてしまったようだ。
「では、お二人はこのまま時間の部屋に行ってください。」
「あの、シンシアさんは?」
「シンシアさんは試合に負けたのでここで試験終了です。」
少し気の毒な感じがしたけど、これでシンシアに絡まれることがなくなると思うと少しホッとした。




