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第20話 魔法大会3日目前半

いよいよ魔法大会も終わりに近づいてきた。

今日が3日目だ。


今日の対戦図を見る。

イレーネVSユカリVSシンシア

ヒルダVSラファエル


あれ、ユカリだけ対戦相手が多い…。

「もしかしてシンシアの狙いって…」

少し嫌な予感がした。


「えー、ではこれより魔法大会3日目のトーナメントを開始します。」

「名前を呼ばれた選手は出てきてください。」


「イレーネ・メルトン 、ユカリ、シンシア・フォン・マグリット!」

「人数が奇数のため、3人で同時に戦ってもらいます!」


「多分シンシアの狙いはこれね。」

「あぁ3人同時とか言ってるけど、絶対2対1だよね」

「ま、無駄な足掻きになりそうだけどね」

「大丈夫なの?」

「私が負けるとでも?」


ユカリは相変わらずの強気を見せた。


「良く逃げなかったわね。私たちの狙いにはもう気付いてるんでしょ?」

「えぇ、無駄な足掻きでしょうけど。」

「このっ!悔しい顔でもしてくれたら許してあげようかと思ったけど、もう謝ったって許さない。」

「なぜ私が謝る必要があるのかしら?」

「あ、あんた!さっきから偉そうに!シンシア様は家族なのよ!」

「それが?この学園では身分は平等のはずよ。ルールを守ってないのあなたたちよね?」

「ふんっ、いいわ。すぐにその無駄口叩けなくしてやる!」


「それでは、第一回戦始め!」


試合が始まるとすぐにイレーネとシンシアが動き、ユカリを挟み撃ちにした。


「ストーンバレット!!」

「サンダー!」


2人の攻撃がユカリを襲う


「シャドウウォール」

ユカリの影が壁となって攻撃を防いだ。


それを見た会場がざわついた。

「おい、あれって2対1だよな?汚くないか?」

「いくら相手が闇魔法使いだからって…」

よかった、みんなシンシアみたいな奴らかと思ったけど、そうでは無いみたいだ。


「グラビティ」

続けてユカリが魔法を唱える。


「くっ!サンダー!」

「きゃっ!」


ユカリの作った重力場で跪く2人。

シンシアが反射的にサンダーを放つもユカリが魔力で弾いた。


「そんな!」


「シャドウバインド」

シンシアとイレーネは自身の影に拘束される。


「くっ!サンダー!」

「サンダー!サンダー!サンダー!」


シンシアが苦し紛れにサンダーを連発する。


「す、ストーンバレット!ストーンバレット!」

それを見たイレーネも魔法を乱射する。


「シャドウウォール」

ユカリが再度影で壁を張った。

その影は今度は全身を包み込んだ。


「くっ、卑怯よ!」


「どっちが卑怯なんだか。」

僕は呆れた。


「シャドウカッター」

今度はユカリの影からサメの背鰭のような影が出てきてシンシアたちを襲った。


「「きゃああ!」」

シンシアとイレーネに当たると2人は気絶してしまった。


「しょ、勝者ユカリ!」


またも会場がざわついた。

「シンシア様も汚いとは思ったけど、あんなに強いんじゃちょうどいいハンデだったかもな…」

そんな声がチラホラ聞こえた。


「どうだったかしら?」

余裕の笑みで戻ってきたユカリ


「まさに魔王の如しって感じだったよ!」

「あらそう、決勝戦楽しみにしてるわ。魔王の恐ろしさ体感させてあげる」

「ちょ、目笑ってないよ!ユカリさん!」


ユカリはあまり魔王って呼ばれるの好きじゃ無いみたいだ。


「第二回戦!ヒルダ・ベン・アウグスタVSラファエル・シン・エモトァス」


「ラファエル様、よろしくお願いします」

「よろしくお願いします!」


「では、試合始め!」

「ファイアランス!」


うぉ!いきなり中級魔法かよ!

「エレメンタルプロテクト!」

まずは対魔法のバリアを張った。


ヒルダの放った火の槍はバリアに当たると勢いよく飛散した。

「少し熱いけど、我慢できるくらいだな。」

「流石ですね、ラファエル様。本気で行きます!」


「ファイアエンチャント!」

ヒルダの手が赤く光った。


「なんだあの魔法は…エンチャントって確か…」


「はっ!」

ヒルダが勢い良く突っ込んできた。


「やっ!」

「わ!」

赤く光る拳で様々な打撃を繰り出してくる。


「かわしきれない!」

素早く左腕でヒルダの右ストレートをガードする。


ボン!!!!


大きな炸裂音と痛みに襲われた。


「な、、、」

ガードしたはずの左腕に大きなダメージが入っていた。


「やっぱり、エンチャントって付与魔法か!」


「そう、私はこの燃える拳で戦うの。魔法拳闘士目指してるの。」


ヒルダは軽やかなステップを踏んでいる。


「それなら、シールドプ…」

「させない!」


シールドプロテクトをかけようとした瞬間ヒルダが再び攻撃してきた。


「くっ!し、シールドプロテクト!!」


ボン!!!!!


再び大きな炸裂音が鳴った。

しかし、痛みはない。


「よし、シールドプロテクトで防げるぞ!」


「はぁ!」

ヒルダが渾身の力でバリアを殴る。


「ホーリーバインド!」

光の輪がヒルダを拘束しようとする。


「はっ!」

しかし、ヒルダは華麗に回避する。


「え、あれって避けれるんだ…」

自身の中のバインド最強説が崩れた。


「それなら、ライトニングサンダー!」

ライトニングサンダーは雷のように見えるが、光属性の魔法だ。

魔力の消費は大きいけど、今自分ができる魔法で一番速い攻撃だ。


「ぐわ!」

ライトニングサンダーがヒルダの体に当たると、ヒルダは大きく吹き飛んだ。


いまだ!


「ホーリーバインド!」


ヒルダが吹き飛んだ所をホーリーバインドで捕縛する。


「くっ!」

「ホーリーアロー!」


無数の光の矢がヒルダを襲った。


「そこまで!勝者ラファエル!」


「ふぅ、少し危なかったな。」

「お疲れ様」

ユカリが声をかけてきた。

「多分あの子、シンシアより強いかも。」

「まじ?」

「うん、体術と魔法をバランスよくあそこまで使えるのあの子くらいよ」


ユカリが珍しく他の子に感心していた。


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