第19話 魔法大会2日目後半
魔法大会2日目午後の部
「それでは、これより午後の部を開始したいと思います!」
「第3回戦!シンシア・フォン・マグリットVS ダリス・ペント」
「お、あの子は格闘術で勝った子だ」
「でも、シンシアとは相性が悪いわね。電気を受ければ体は動かなくなるもの」
「そうだね」
案の定、火の魔法で撹乱してシンシアに近付いたが、雷魔法でダリアは返り討ちにあってしまった。
「第3回戦!シンシアの勝利!」
シンシアは勝って当然と言わんばかりの表情をしている。
「第4回戦!マーリン・エンテロップVSヒルダ・ベン・アウグスタ」
「あのマーリンって子は昨日ハリスと当たった子か」
「まぁ、でもハリスには悪いけどヒルダって子が勝つわね。」
案の定、マーリンの風魔法は無情にもヒルダの火の魔法によって全て焼き払われてしまい、呆気なく勝負がついた。
「第4回戦!ヒルダの勝利!」
「第5回戦!モウラス・ヴェルナンドVSラファエル・シン・エモトァス」
お、もう僕の番か
「じゃあ行ってくるね」
「が、頑張って」
ハリスが応援をしてくれた。
くぅ…可愛い奴め!
「試合始め!」
「ホーリーアロー!」
試合開始と同時に光の矢を10本放った。
「アースウォール!」
咄嗟に出した土の壁でガードするが、無詠唱だった為強度が足りずにホーリーアローによって砕かれた。
「ぐわっ」
貫通した光の矢がモウラスの右手に当たった。
「ストーンバレット!」
モウラスが無数の石の弾を飛ばすが、無詠唱の為威力がない。
「ライトニングサンダー!」
石の弾を避けつつ新しく覚えた上級魔法を唱えた。
空から光の稲妻が落ちそのままモウラスに直撃した。
モウラスはそのまま倒れた。
「おい、今のって…」
「上級魔法だよな…」
会場がざわついた。
「第5回戦!ラファエルの勝利!」
「貴方も上級魔法まで覚えてたのね。」
「もってことは、ユカリさんも?」
「初日に出したシャドウメイデン。あれ上級」
「道理でえげつない技だと思ったよ」
「まぁ、闇魔法なんて殆ど知られてないから騒がれなかったけど、貴方今ので多分いろんな人から目をつけられたわ。」
「え、なんで?」
「普通上級魔法なんて凄いエリートでも上級生でないと使えないわ」
「そうなの?」
「多分今まで以上に周りが煩くなるわ」
「まじか、そしたらユカリさん守って!」
「え…考えとくわ…」
んー、これは期待していいのかなぁ?
「あ、そう言えば結局シンシアってユカリさんに何がしたかったんだ?」
「さぁ、本人に聞いてみたら?」
「えー、嫌だよー」
「まぁ、明日多分シンシアと私が当たるからそれでわかるんじゃない?」
「まさか罠とか仕掛けてるんじゃ…」
「そしたら罠ごと破壊するまでよ」
またもやユカリから黒い笑みが浮かぶのであった。




