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第1話 女神は腐女子?

「ん…ここは…?」


目を覚ますとそこは真っ白な空間だった。

寝ぼけながら起き上がると、目の前に見知らぬ女性がいた。

とても綺麗な顔立ちをしているが、眉にシワを寄せた険しい顔をしていた。


早乙女(サオトメ) 竜也(タツヤ)くん、ここまでの記憶はありますか?」


「え?なんで僕の名前を…」


いきなり話しかけられて驚いたが、少し冷静になった。

ぼんやりする記憶を遡っていく。

「確か、僕は先輩に告白をして…それでフラれてゲイだって言いふらされていじめられて…あっ」


思い出した。

そう僕は自殺をしたはずだった。

学校の屋上から飛び降りて、気が付いたらここにいたのだ。


「思い出せたようですね」

さっきまで険しい顔と思っていたが、どうやら僕のことを哀れんでいる顔のようだった。


「私はあなたの住む世界とは違う世界の女神。つまり、異世界の女神という事になるわ。」


おや?この展開はラノベとか漫画で読んだぞ?


「魔法もあって魔物もいる世界で、私は愛を司る女神フランと呼ばれているわ。実は最近あなたの世界の"びーえる"と言う類の物語に夢中になっていてーー」


「え?」


思わず間抜けな声が出てしまった。

「私はとても感動したのです!愛には性別は関係ないなんて、なんと素晴らしい事でしょう!」


この女神はもしやーーー


「実はわたくしの世界では同性愛は愛の女神の教えに反すると間違った教えが広がっているのです。わたくしはそんなこと一度も言ったことないのに。」


「もしかして僕がここに呼ばれたわけって…」


「そう!わたくし、あなたの悲壮な恋愛を見て涙してしまったの!"びーえる"という素晴らしい物がありながら、あなたは自由な恋愛をできなかった、あまつさえいじめを受けてしまった!私はそんなあなたに自由な恋愛をして欲しいと願ってしまったの。」


自由な恋愛と言っているがこの女神絶対…


「それでね、あなたに私の世界で自由に恋愛して欲しいのと、同性愛はご法度じゃない、恋愛は自由にしていいって広めて欲しいの!」


話は理解した。


「でも、今はご法度なんですよね?僕はその異世界で生きられるでしょうか?」

「安心してください。私からギフトを与えます!」


きたきた!一体どんなチート能力がもらえるんだ?


「私が授けるギフトはこの魔眼です!」


おお!なんか厨二病くすぐられるぞ!


「一体どんな効果が…」

ごくりと唾を飲み込む


「この魔眼は上目遣いするだけでどんな性別、種族でもドキッとさせてしまうのよ!」


……………………………は?


「もしかして、それだけですか…?」

「え?!えぇ…そうよ!これであなたはもっと自由に恋愛できるはずよ!」

「あの、何か魔物とかに襲われたときに役立つ能力とかは…?」

「そ、それは…ほら、私愛の女神ですし…」


これは噂に聞く駄女神と言うやつなのか。


「ちょ、ちょっと待っててね!」

女神が目を瞑った。


ー------5分後ーーーーーー


「お、お待たせ!なんとか話をつけて来たわ!」


どうやら女神は他の神や女神と話をしていたようだ。


「勇者ではないから特別強い力は与えられないけど、異世界言語翻訳と鑑定とアイテムボックスは貰えたわ!」


「テンプレきたー!」

取り敢えず便利スキル貰えてよかった!

「天ぷら…?コホン!魔法は練習すれば誰でも覚えられるようになるから、使いたいなら練習するのよ。」


「ありがとうございます!」

取り敢えずこれで何とかなりそうかな…?


「転生先だけど、三男を産みそうな貴族がいるの。長男だと家を継がなきゃいけないでしょ?三男ならちょうどいいと思ったんだけど、どう?」


この女神わかってる。

さっきは駄女神と思ってすみませんでした!


「お願いします!」

「では、これから転生させます。そうそう、私からのアドバイス。小さいうちから魔力操作を練習しなさい。あと、冒険者ギルドがあるから大きくなったら行ってみなさい。」


冒険者ギルドか!ガチムチがたくさんいそうな匂いがするぜ!


その瞬間光に包まれて僕は転生した。


水曜日です!

早乙女竜也の自由な恋愛を応援したい!

続きが気になる!等

少しでも気になって頂けましたら、下の【☆☆☆☆☆】からポイント評価をしてくださると嬉しいです!

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