新たな生活
完結します。お仕事小説コンの締め切りの為に云ったん、完結します。
少しずつ改稿していきますので。
番外編も後日に書いていきたいです。
少年漫画風に終わってしまった。
宿の扉を開けると、すぐに五十代ぐらいの女性が居た。
「アイダさんだね。アオノさんから話は聞いてるよ。部屋は『7』の部屋ね。食事は一階の食堂を利用するなら一回500Gね。食堂は朝の6時から午後の7時までしか開いてないよ。アタシはテキタスって名の女将だから一年間宜しく」
女将テキタスは部屋の鍵を差し出して業務に戻る。相田も自分の部屋に行く。部屋の広さは10畳程だった。一人暮らしだから問題はない。
部屋には一人用のベッドに小さな机が一つ。三段のタンスだけが設置されていた。
机の上に紙が置いてあることに気付き、読んでみる。
その紙にはこの城下町で必要な情報が書き込まれていた。異世界に旅立つ前に渡された資料に近かった。
この世界の通貨はGだ。簡単に言えば、1G=1円の計算で正しい。青野に渡された支度金には15万Gも入っていた。このお金で服や食べ物を買わなければ、ならない。
二時間ほど部屋で身体を休めていたら、青野が城下町の案内の為に訪ねてくれた。
部屋の扉を開くと、青野の他にもう二人の存在が確認できた。
「私も来てあげたわよ」
「僕もだ」
「まぁ仲を深めると思って、我慢してや」
苦笑いの青野を含む四人で街の散策に繰り広げるのだった。
こうしてニート相田の生活は一変した。新たな生活が始まるのだった。