表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

僕の履歴

作者: この物語を心に大切に仕舞っている者

これはある人物の話を元に執筆した実話です。



そして、これの執筆を始めたのが今年2月中旬でしたので、内容はその時の話だと思ってください。(今まで文章に納得がいってなく、こんなタイミングになってしまいました……)







これが誰の物語か……それを知るのは作者と、この話をしていた本人だけ…………


どんな人物か想像を働かせながらご覧くださいませ。(ちなみに一人称は本人の物とは一致しない可能性があるのでご了承ください。)

 ヤッホ、キラ!


【よっす、今日はお前のリアル過去聞かせてくれるって??】


 うん。だってキラ、いっつも小説のこと呟いてたじゃん。「中々、一次書けねぇなぁ……」って


【お前、それ俺がネタに困ってるって風に読者に思われるだろうが!!】


 事実なんだから良いでしょ?

 さて、どこら辺から話せばいい?


【……なんか釈然としねぇけど…………ん、そうだな。お前に訪れた転機のあった頃とかか?その前に自分の事とかも話しててもいいんだぜ?俺がどの辺切るかにもよるが】


 重要なとこは切らないでよ?








 僕は、小さい頃は今とは違って凄く明るかったんだよ。

 …………え、今でも明るいって?? ……ありがとう。


 でもね、ある日から……僕は虐めを受けていたんだ。理由は……僕のちょっとしたジョークだったと思う。自分が影でボソリと呟いていた事を何処かで聞かれてたらしくって……それから。


 ホント、最悪だったよ…………でもね、小学校の時にはできる限り学校に行き続けた。だって……その時は勉強大好きだったもん。知らないことをどんどん学べて…………とても楽しかった。


 それから……6年生になった僕は虐めの日々から逃げだしたくって…………受験勉強を始めた。目標は誰も希望していない進学校。そこなら誰も僕の事を虐められてたなんて知らないから。


 結果? 無事に合格したよ。お陰で虐めとはおさらば出来た…………そう思ってたんだ。


 でもね、現実ってのは残酷でさ…………その学校での最初のレクリエーションの自己紹介で失敗しちゃって……結局虐められる羽目に。


 中学校卒業を控えた日に先生に高校にエスカレーターで登らずにアルバイトしたいと伝えた…………理由は勿論虐めから逃れたいから。


 でも、先生には「せっかく受験してここに入ったんだから高校生活を楽しんだら?」……そう諭されて結局このまま同じ学園の経営する高校にエスカレーターで進学。


 そして、高校の入学式で僕は微かな希望を持っていた……それは僕の事を知らない高校からの新入生。その新入生が殆どのクラスに居れば、少なくともクラスで虐められる事にはならないだろうと。


 …………でも、結局、中学校からのエスカレーター組が殆どのクラスに振り分けられた。この時、実は友達も一人居たんだよ?

 趣味も好きなゲームも合うから……互いにお互いの家に遊びにいく程の仲だったんだけど…………彼とも違うクラスになって……もう、我慢の限界だった。


 結局、僕はその日……入学式を境に…………学校に全く行かなくなった。

 ……元々、僕は勉強は比較的好きな部類だったんだけど…………補欠での合格組だった僕にとって授業スピードの違いや、その難易度の高さも相まって……勉強が嫌いになっていたんだ。


 そして、夏休みに入って両親と話し合った。内容は当然、今の学校をどうするか。

 お金を出してる父さんは当然、学校を辞める……ならびに学校を変えるという案には断固反対していた。でも、母さんは違った。


 母さんは……「貴方の好きなようにしなさい」と背中を押してくれた。

 そして8月1日、担任の先生がわざわざ家に来てくれて、その時に休学届けを見せてくれた。僕は最初、これを見たとき……「退学届けじゃないんですか?」と真顔で聞いたもんだよ…………流石に先生も慌てて僕を宥めてくれて……結局(僕は退学届の方にしたかったってのもあって)渋々だったけど……休学届けにサインして先生に預けた。


 その日から僕は4か月程家から殆ど出なかった。例えとかじゃなくって本当に。多分合計して120日の内1週間位じゃなかったかな?出たって言っても……

 外に出るのが億劫とかじゃないけれど…………単純にクラスメートと鉢合わせになるのが怖かった……それだけなんだけどね。

 でも、家を出た日は全て新しい学校を探す日に当てた。僕が住んでる県内の通信制高校をある程度ピックアップして直接足を運んで何処がよいかを考えた。帰りがけにクラスメートと鉢合わせになりそうだったけど……向こうは気付いてなかった様子で、思わずホッとした事もあったよ。


 そして、漸く一校の学校に巡り会えた。それが僕の通ってた所。ここならやっていける……そう思った僕は母さんに伝えた。そしたら、母さんは泣いて喜んでくれたよ。「そこに入れるように努力しないとね!」そう言いながら。


 それから僕はまた、苦手になった勉強を頑張った。その学校がどんな授業をするのかとかは見れてなかった(見に行った日がちょうど授業の無かった日だった為)から不安に思ってたけど……あの時は、小学校の時の記憶が少しだけ蘇った……って言うのかな?勉強の好きな自分が一時的にだけど戻った気がしたんだ。今も勉強は苦手なんだけどね。


 そして、無事に合格して再び僕は新高校1年生として入学したんだ!


 それから、僕はできる限りの手段を尽くした。結果を言ってしまえば、友達も出来たし……勿論、大切な親友もいる。多分、僕の人生の中でも一番HAPPYな時だと……思う。


「おぉ~い!! ○○~!!」


 おっと、僕を呼ぶ声だ……そろそろ時間が迫ってきた様だ…………これから、僕の人生にはどんな出来事が待ってるのか…………それを知る人は誰も居ない事だろう。


 それでも僕は……いや、俺は…………これからも前を向いて歩き続ける!今を……そして…………未来を!!

 時々、精神が不安定になって、暗くなる時があるかも知れないけど…………その時は、俺を支えてほしい。

 さて……そろそろ行くよ。俺の新しい未来へ進むために!!


 それじゃあ……またな!!

あ、最後の声かけは話を聞いてた時にこれをみてくれてると思う友人らに……だそうです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ