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Divine Gift Online  作者: チャン太
第一章 スタートダッシュでスーパーラック
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第9話

 夕飯が終わり再びログインしすぐに調合を開始する。ちなみに、夕飯の席で理沙に調合スキルを取ったと言ったらもう兄さんの好きにしてくださいとあきれられてしまった。

 まだ、そんなに調合の熟練度が上がってないと思われるのでひとまず下級アイテムになりそうなものから調合していく。

 その結果がこれだ。


 《調合レシピ》


 薬草 (イヤシダケ)+ハーブ=ポーション

 毒草(毒物orドクタケ)+ハーブ=毒薬

 麻痺草 (シビレダケ)+ハーブ=痺れ薬

 睡眠草 (ネムリダケ)+ハーブ=眠り薬

 解毒草+キノコ=解毒薬

 ニトロ草+鉄粉=火薬

 火薬+バルーンキノコ=グレネード

 石ころ+ネンチャク草=ネンチャク玉

 ネンチャク草+セッチャク草=トリモチ

 ネンチャク玉+光草=日光玉


 こんなところだ。これを、全部作りきるのに2時間かかった。と言うか、ぜんぜん成功しないのだ。解毒薬までは、スムーズに調合できたのだが。そこから、先がひどかった。丹精こめて作っても、毒物になるのだ。と言うより失敗すると必ず毒物になるらしい。

 しかし、これでかなりアイテムポーチに空きが出来た。やはり、調合のスキルを取ってよかった。

 俺は、スキルを戦闘用に戻し。もう一度、南の林にリベンジする。


 

 南の林についた俺は、まず目の前にいたガウルムを切りつける。さすがに、レベルが上がった偃月刀の攻撃とはいえ、アシストも何も使ってない状態からでは、一撃で沈めることは出来ない。

 ガウルムは、すかさず仲間を呼ぶ。その隙に、もう一度攻撃を叩き込みこの攻撃でガウルムは消えていくが呼ばれたガウルムが到着した。その数四体。

 幸い正面から四体一緒に来たので今回はラッキーだ。すぐに、偃月刀を構えなおし間合いに入ったと同時にアシスト《一文字》を放つ。《一文字》は横一線に攻撃を放つアシストで単調なためかかなりクールタイムが短い。この攻撃がまともに当たったガウルム一体が消滅したが、他のガウルムたちは未だ四割ほどHPが残っている。

 ガウルムたちに囲まれると、かなり厄介なので比較的近くにいた奴から仕留める。しかし、残り二体に前後を挟まれてしまった。・・・・・・よし。後ろは捨てよう。

 方針が決まった瞬間ガウルムが二体同時に襲い掛かってきた。俺は、後ろのガウルムを無視し正面のガウルムに切り下ろしを食らわせる。

 ちなみに、当たり判定の部分はこれまでの戦闘で完全に把握したので滅多に外すことは無い。まあ、仮に外しても共振スキルのおかげである程度ダメージは通るのだが。

 正面のガウルムは既に飛び掛った後なので避けることもできず消滅する。それと、同時に後ろから軽い衝撃がやってくる。きっと、後ろのガウルムにやられたのだろうHPが三割減っていた。・・・・・・そっか、まだ初期防具だったな。

 俺に、攻撃を食らわせた勢いで目の前に無防備に下りてきたガウルムにそのまま切りつけて戦闘を終了させる。このぐらいのスピードで倒せば他のガウルムを呼ばれる心配は無いので南の林のリベンジ成功だろう。

 ひとまず、ここでしばらく採取と狩りをしよう。そう思い、近くにあった採取ポイントで採取していく。


 『ポーン! スキル合成を行えます。スキルを合成しますか?』


 急に目の前にメッセージが現れた。と思ったら、スキル合成のメッセージだった。とりあえず、yesを押すとスキル画面に飛ぶ。そこには、【招き猫の加護(右手)】、【招き猫の加護(左手)】、【招き猫の加護(手長)】、【招き猫の加護(手短)】のスキルが光っている。とりあえず、【招き猫の加護(右手)】を選択すると、【招き猫の加護(左手)】以外のスキルで光が消えてしまった。たぶん、このスキル同士でしか合成できないのだろう。さらに、【招き猫の加護(左手)】を選択する。


 『このスキル同士を合成しますか?』


 最終確認の選択が出たが、もちろんyesを押す。すると、スキル画面から【招き猫の加護(右手)】と【招き猫の加護(左手)】のスキルが消えて、控えに【招き猫の加護(両手)】が追加されていた。これで、合成終了なのだろう。もう一度、【招き猫の加護(手長)】と【招き猫の加護(手短)】のスキルが光っていたので、同じ手順でスキル合成をしていく。



【招き猫の加護(両手)】

 ・モンスターからのGが増える 

 ・モンスターのポップが近くで起きる


【幸運の招き猫の加護】

 あらゆる福を呼び寄せる



 まあ、こんな感じだ。基本前のスキルを合わせたものって感じだ。しかし、これでスキルに空きが出来た。なので、【調合】と【鑑定】をスキルに入れる。

 ステータスを再度確認すると、称号の文字が目に留まった。・・・・・・・・・ああっ!

 そう、この瞬間まで完全に称号を持っていることを忘れていたのだ。

 言い訳をすれば、昨日はサービス初日と言うこともありいろいろやることが多かった。

 まあ、過ぎたことを言っていても仕方が無い。とりあえず、試しにガウルム辺りに使って効果を確かめよう。

 俺は、《ラクシュミーの生まれ変わり》を選択してonにする。たぶん、次に戦闘になるモンスターに称号の効果が現れるのだろう。

 近くには、モンスターが見当たらないのでとりあえず移動する。

 


 5分ほど探したらモンスターは見つかった、南の林には基本ガウルムしかいない。と言うかそれしか見たことが無い。

 しかし、目の前のモンスターはどう見てもガウルムではない。

 ちなみに、話の発端はこうだ。まず、称号の効果を確かめようと移動したのはいいのだがまったくと言っていいほどガウルムがいない。さっきまでは、少し歩けばすぐ見つかったのだが今は全然見つからない。折角なので採取をしていたところにいきなりマモンの超運が発動し、アイテムポーチを見ても大してすごいアイテムは無かった。それじゃあなんで? と思って顔を上げたらほんの10メートル程のところに体長3メートルほどの大きなガウルムが居たのだ。

 いや、あれをガウルムと言うにはさすがに無理がある。だって、顔が二つあるのだから。それに、【鑑定】のスキルのおかげなのだろうモンスターのHPゲージだけでなく名前の表示もされるようになった。

 そこに、書かれている名前はオルトロス。・・・・・・まんまだ。

 幸い岩陰になっていてオルトロスからは見えていない。まあ、時間の問題だろう。

 当然、逃げるなんて選択肢は無い。しかし、どうせ見つかって後手に回るぐらいなら先制して少しでもダメージを与えよう。

 方針が決まったなら後は行動するだけ、俺はオルトロスが後ろを向いた瞬間に走り出しアシスト《バッシュ》を後ろ足に叩き込むみ奴のHPが少し減った。しかし、《バッシュ》は俺が使える最高火力の技だ。それで少ししか減らないのなら通常攻撃ではほとんど減らないだろう。

 その瞬間、周りの景色が少し変わった。しかし、今はそんなこと気にしてられない。

 オルトロスはこの攻撃で俺の存在に気付きいったん距離をとる。距離が開いたことでスピードが早そうなオルトロスが有利な状況になってしまった。・・・・・・まあ、元から俺が有利な状況なんて無かったが。

 オルトロスは、俺を確認してすぐさま襲い掛かる。そのスピードは、かなり速い。一瞬で正面に来たオルトロスは引っかき攻撃をしてきた。それを、偃月刀で防ぐ。しかし、パワーが違いすぎるのか防ぎきれずに吹っ飛ばされてしまう。何とか地面に偃月刀を突き立て勢いを止めることに成功したが。俺のHPゲージが八割も減っていた。ガードして八割ってことは、まともに当たると一撃死ってことだ。

 すぐさま、ポーションを三つ飲みHPを全快させる。そこで、アイテムポーチの中にさっき作ったアイテム達があることに気付く。既に、オルトロスはこちらに向かって来ようとしていた。


 「これで、どうだっ!」


 駄目元で、5つ作れた日光玉を1つオルトロスに投げつける。日光玉は右のオルトロスの顔面に当たり太陽の光のような眩い光を放つ。俺は、咄嗟に目を瞑ったがオルトロスは光を直接食らい鳴き声を上げながら暴れだす。俺はひとまず右のオルトロスの顔面に《バッシュ》を食らわせて背後にまわる。顔面だからだろう今の一撃でHPを一割も減らせた。

 そこで、日光玉の効果が切れたのだろう。二つの頭でキョロキョロと俺のことを探し出した。このことで、ラッキーだったのが二つの顔とも日光玉の効果が効いたことだろう。

 とりあえず俺は、この日光玉を使って同じ手順でオルトロスの顔面に《バッシュ》を食らわせいく。この攻撃をとりあえず3回繰り返し。奴のHPは半分ほどになった。この、3回の攻撃をすべて右の顔に叩き込んだのが良かったのだろう。オルトロスの右の顔は、牙が折れ、片目が潰れもうボロボロだ。

 だが、もうこの戦い方は出来ない。だが、俺には既にオルトロスを倒す算段が付いていた。

 オルトロスは未だこちらに気付いていない。俺は、地面にトリモチをばら撒いていく。そこに、毒薬をありったけぶち込みトリモチがドクドクしい色に変わっていく。そこで、オルトロスが俺に気付いて走り出していた。それを、ギリギリまで引き付け全力で横に飛ぶ。オルトロスは、綺麗に毒トリモチを踏みつけ毒状態になった。奴のHPゲージはほんの少しずつだが確実に減っていた。

 でも、未だ足りない。うれしいことに、トリモチを踏んだせいでオルトロスは身動きが取れなくなっていた。さらに俺は、痺れ薬を傷付いた右の顔に作った分全部計10個を投げつける。10個目を投げつけ終わったところでオルトロスが麻痺状態になり、ビリビリと電気に拘束されているようなエフェクトが発生する。

 そこに、時間が許す限り傷付いた右の顔に《バッシュ》を叩き込んでいく。3回、4回と攻撃を与えたところで麻痺状態が解けていた。オルトロスのHPは残り一割程だ。


 『Gaaaaaaaaaaaaaaa―――――!!!』


 突然、オルトロスが巨大な咆哮を周囲に撒き散らす。


 「ぐはっ!?」


 俺は、近くにいたせいでこの咆哮をまともに食らいあまりの音の大きさで眩暈がして視界がぼやける。

 しかし、ぼやけた視界でもかろうじてオルトロスがこちらに向かってくるのがわかる。だが、視界がぼやけて足がうまく動かない。そこで、一か八かグレネードを取り出しオルトロスが居ると思われるところに投げつける。ぼやけていてもかろうじて当たったであろうことがわかった。しかし、オルトロスは止まらない。きっと、一発だけじゃ駄目なのだろう。俺は、最後のグレネードを取り出し投げる。しかし、それと同時にとてつもない衝撃で吹っ飛ばされる。


 『パッパラパッパッパー♪♪』


 自分のHPバーが減っていくのを見ながら大音量のファンファーレが聞こえてきた。


 『南の林のボス初討伐おめでとうございます』


 機械的な女性の声を最後に俺は始まりの町に死に戻りしていた。  

 

 

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