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Divine Gift Online  作者: チャン太
第一章 スタートダッシュでスーパーラック
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第20話

 翌日、例のごとく昼からログインした俺はエルさんのところへ行って指輪を貰う。


  


 【幸運を呼ぶ指輪】 レア度★★★★

  効果:luc+26


 

 エルさんから貰った指輪はとてもシンプルでこれぞ指輪!って感じだ。

 エルさん曰く、アクセサリーで効果が15を上回ったのは初めてだと言う。確かに、10個装備できるアクセサリーの効果が高すぎるとそれだけでゲームバランスがおかしくなってしまう。


 「どう? 気に入ってくれた? 一応、私のシンプルな指輪のイメージで作ったんだけど」


 まあ、確かにエルさんって俺とそこまで年も変わらないみたいだし指輪にあまり縁が無いのも当然か・・・・・・たぶん大学生ぐらいかな?

 

 「はい、大満足です。ってか、俺のイメージとまったく同じでびっくりしたぐらいですよ」

 「そ、そっか、良かったー」


 そう言って、ほっとした顔を見せるエルさん。―――――んー。エルさんのこうゆう表情ってなんだかドキッとするなー・・・

 年上なはずのエルさんは表情がコロコロ変わる。たまに見せる無邪気な笑顔なんて見た日にはドキドキしすぎてエルさんに恋してるんじゃないか? と思ってしまったくらいだ。

 

 「そ、それじゃあ、またのご来店お待ちしております」


 エルさんは俺が見ているのに気付き顔を俯かせたままクルリと後ろへ向き俺を店から追い出す。

 店を離れるときにチラッとエルさんを見たが耳が真っ赤になっていたのは気のせいかな?



 

 

 エルさんの店から出た俺はタルサの町に行き片っ端からNPCに話を聞く。話の内容は当然【スキルブック】についてだ。

 3時間ほど掛けて村人の大半に話を聞いて回ったがいまひとつ収穫が無い。

 やはり、ここは年配の方に聞いたほうがいいのだろうか? 

 そう思いこの町の最年長の方について聞いたのがついさっき。そこで聞いた話によると町長さんが町の一番端にある大きな屋敷に住んでいるそうだ。

 手がかり一つ無いのでとりあえず町長さんの屋敷に向かう。


 「・・・・・・・・・」


 移動を開始してしばらくするとやたらと敷地が広い屋敷が見えてきた。しかしその敷地のほとんどが庭でその庭もしばらく手入れされてないのだろう荒れ果てているので屋敷が綺麗じゃなかったら幽霊屋敷と間違えるくらいだ。


 「すいませーん、誰かいますかー」


 俺は、門を開け家の扉の前で叫ぶ。・・・・・・ん? 不法侵入じゃないかって? 分かってはいるがそんなこと気にしたら負けだ。


 「はいはい。どちら様ですか?」


 しばらくして扉が開いたと思うと中からメイド服を着た女性が出てきた。


 「ええっと、はじめましてヨヤです。 村長さんに話があって来たんですが、村長さんはいますか?」

 「はい、いますよ。それでは、呼んできますので中でお待ちください」


 そう言って、家の中にある応接室みたいなところに通される。


 「ほうほう、おぬしがワシに会いたいと言って来た奴か」

 

 待つこと5分で町長さんらしき人が出てきた。歳は軽く80は越えているだろうか? 顔はしわしわで腰もかなり曲がっている。


 「はい、ヨヤと申します。町長さん、単刀直入に言いますけど【スキルブック】ってお持ちですか?」

 「・・・・・・ふむ。たしかに、スキルブックをワシは持っておるがそれがどうした」

 「じゃ、じゃあ、譲っていただきたいのですが」

 「・・・・・・・・・」

  

 ついにスキルブックの在り処を見つけた。しかし、町長さんはそう簡単に渡してくれそうにない。やはりここは交換条件ってのがベストだろう。

 

 「そ、そこを何とかお願いします。何でもしますので」

 「・・・・・・ふむ・・・ならワシの誕生日に庭いっぱいの花を咲かせろ。そうすればワシの持っておるスキルブックをすべておぬしにくれてやる。ちなみに誕生日は1週間後じゃ」

 

 町長は意地でも渡したく無いのだろうか? この庭全部に1週間で花を埋め尽くすとか無理ゲーだろ! 村長さんの庭はそこらへんの家が10件ほどすっぽり入るんじゃないかと思うほど広い。

 しかしここで逃げ出したらもうスキルブックが手に入らない気がする。それに、やらずに逃げ出すとかなんか負けた気がして気にいらない。


 「わかりました。出来るだけ頑張ってみます」

 「おお、そうか。なら、楽しみにしておるわい」


 そう言って、村長さんは部屋を出て行く。――――くっそ! 絶対植えてやるからな!

 


 俺は村長の屋敷を出てすぐさま庭に向かう。


 「うっわ。これはひどいな・・・」


 敷地内の庭はすべて雑草が生い茂り土も乾ききってパサパサだ。まず、花を咲かすにはこの庭から整備しなければならないだろう。

 

 「コール!《ガーベラ》」


 悩んだ末、ガーベラのスキルならどうにかできるかもと思い呼び出す。


 「ガーベラ、この畑どうにか出来そうか?」


 ガーベラは、少し間を置いた末にコクリとうなずく。・・・ほっ。どうやら何とかなるらしい。


 「それじゃあ、ガーベラはこの庭を全部綺麗な状態にしておいてくれ」


 俺は、ガーベラに指示を出しスルスルと庭の方へ向かっていく。――――よし! これで庭は何とかなりそうだ。

 しかし、問題は花だ。庭の大きさからして花を100本やそこら集めた程度じゃ全然足りない。あいにく花自体はいくつかあるので昨日手に入れたスキル【複製】を使えばどうにかなるだろうがいかんせん数が多すぎる。それに数をそろえても植えるのに時間がかかりすぎて期限に間に合うかきわどい所だ。

 

 「とにかく、花をそろえることから始めないとな」


 ひとまず、【バーラの花】を選択して複製個数を最大の99にする。

 すると、急にHPがレッドゾーンに入り何とか数ドットと言うところで止まった。―――――ええっ!? まさかの複製にHP持ってかれるパターン!?

 運良く持ちこたえた俺のHPは残り7だった。俺はすぐにポーションを飲んで回復させる。

 それからはHPに気を付けながら大量の花を複製をしていく。

 


 そして、村長の依頼から3日たったある日。ガーベラが庭を綺麗な状態にして帰ってきた。俺もこの三日間ただひたすらに花の複製を続け何とか庭すべてが埋まりそうなぐらいの量をそろえることに成功している。

 ためしに植えてみようとしたのだがうまく植えれない。って言うか土すら掘れない。なぜだろうと思ったところにスキルで【農業】なるものがあることを思い出しすぐさま取得する。

 すると、植えれる植えれる。スキルなしのときは土も掘れなかったのが今度は地中深くまで土を掘り返し植えれた。

 しかし、期限は残り4日。今から、植え始めて花を植えきれるだろうか・・・。いや、なんとしても植えるんだ!

 こうして、俺は誕生日までの4日間黙々と花を植え続けた。

 

 ギフトとスキルのアイデア募集中です。

 何か、面白いアイデアがあればよろしくお願いします。

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