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Divine Gift Online  作者: チャン太
第一章 スタートダッシュでスーパーラック
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第12話

 DGOにログインした俺は、ひとまず南の林でアイテム採取をしていた。

 理沙の話によると光草やバルーンキノコなどはなかなか採取できないらしいのだが何故か4回に1回はそう言う取れにくいと言っていたアイテムが取れる。―――やはり、これはlucが関係しているのだろうか? いや、関係しているのだろな。だって、俺のみんなより秀でているところってそこしかないし。

 そんなこんなで、かなり大量の調合素材が手に入ったのでひとまず町に戻る。


 「さて、調合、調合っと」


 町に戻った俺は、成功率の高いアイテムから調合していく。ポーションは当然のごとくすべて成功。他の薬品系のアイテムもすべて成功する。

 さて、問題はここからだ。俺は、ニトロ草と鉄粉を合成。この二つがどれだけ成功するかが、グレネードを作れる数にかかわってくるのでかなり重要だ。そして、出来たのが火薬×11。―――うん、まあまあかな。

 ちなみに、材料的には20個作れる量だったので、半分以上成功したことだし結果は上々だろう。

 その後、火薬とバルーンキノコを調合しグレネードを作っていく。作れたグレネードの数は5個。―――まあ、これもこんなものだろうな。

 次は、いよいよ日光玉だ。まず、石ころとネンチャク草を調合してネンチャク玉を作る。この、ネンチャク玉は成功率90%なのでほとんど失敗しない。

 そして、出来たネンチャク玉と光草を調合して。出来た日光玉は12個。調合した回数が24回なので確率は2分の1だ。まあ、このぐらいあれば十分だろう今回はパーティー戦だし。

 時刻は4時30分。俺は食べ物を食べ空腹ゲージを回復させながら約束場所に向かった。






 「あっ! ヨヤ姉さん、こっちです」


 北門の前にはリーサのほかに4人のプレイヤーがいた。きっと、あれがリーサのパーティーメンバーなのだろう。そこには、雪穂ちゃんっぽいプレイヤーもいる。


 「こ、こんにちは先輩、ユキです」


 リーサの所にたどり着いた俺に真っ先に声を掛けてきたのは、雪穂ちゃんだった。雪穂ちゃんは、リアルでは女の子の割りに長身で長めの髪をポニーテールにしている見た目クール系の美少女だ。でも、こっちでは長い髪をストレートに下ろし髪の色も真っ白にしている。


 「おう、ユキちゃん今日はよろしく」

 「は、ハイ! こちらこそよろしくお願いします。・・・あと、私のことはユキでいいですよ?」

 「わかった。 じゃあ、改めてよろしくユキ」

 「は、はぅ~」


 なんか、ユキが空気が抜けたみたいにふにゃふにゃになって下がっていく。それを目で追っていくと、ニマニマと面白がるような笑みを浮かべているほかのみんなと、ちょっと面白くなさそうな顔のリーサがいた。


 「まあ、みんなもよろしく俺はヨヤだ。言っておくけど男だから」


 そう言って、他のみんなにあいさつをする。やはり性別は初めに言っておかないと後々面倒だしな。


 「はい、知ってますよ。二年の鏡也先輩ですよね」

 「あ、ああ」


 ??どうして、この子は俺のリアルネームを知っているのだろうか? 当然、俺はこの子のことなんかを知らない。


 「姉さん、このパーティーは全員私のクラスメイトで友達ですよ」


 顔に出ていたのだろう理沙が理由を教えてくれた。

 理沙と俺は、同じ高校の先輩後輩だ。それに、理沙のクラスメイトって言うことは学校で俺のことを知ってるのもありえるか。


 「そっか。いつも妹がお世話になってます」

 「いえいえ、こちらこそ。私は、カグヤ。よろしく」

 「こちらこそ今日はよろしく」


 カグヤとの挨拶を機に、リーサの仲間が俺に自己紹介をする。


 茶色い髪をボブカットにした弓使いがミコト。

 左右で色の違う瞳の活発そうな何ちゃって関西弁のハンマー使いがスイ。

 さらに、双剣のリーサ、槍のユキ、太刀のカグヤをあわせた5人がいつものパーティーメンバーだそうだ。

 全員が、リーサと同い年でクラスメイトだから安心してリーサを任せられるだろう。それに加えて、このパーティーは完全身内制で身内以外はパーティーに入れないらしいし。


 「それじゃあ、いつまでもこんなところにいても仕方ないので移動しながら話しましょうか」

 「そうだな」


 俺達は、北門から外に出る。


 「は、話では聞いていましたけどホントにヨヤ先輩がDGOプレイしているとは驚きです」

 「そう?夏休みは基本暇だからそんなに驚くこともない気がするけど。それに、しばらく会ってない姉さん達にも会えるしね」

 「姉さんというとやっぱりフーさんとリンさんのことですか?」

 「まあね。でも、結局一回しかあってないけど」


 一回しかといってもまだゲームが始まって3日しか経ってない。そう思うと、3日でボス攻略ってかなり早くないか? まあ、βテストのときに攻略法とか攻撃パターンが判明してるからこんなもんなのか。  そんな話をしながら俺はユキと並んで進んでいく。


 「でも、フーさんとリンさん結構すごいそうですよ。だって、西のボス倒したのはお姉さん達のパーティーって話ですし」


 へー、ってかそれじゃあ今のところボス倒してるのって全員身内ってことか。まあ、俺もその一人だからあんまり強く言え無いけど・・・・・・


 「それじゃあ、そろそろモンスターが出てくるはずなのでフレンド登録とパーティー編成しましょうか」

 「ああ」


 そう言ったのは、我が妹リーサだ。北の林のモンスターはリザードマンが武装して即席パーティーを組んで出てくるらしい。

 そして、無事パーティー編成も終わりフレンドの登録も完了させたときにリザードマンに見つかった。見た感じ、アタッカー2体にタンク1体、アーチャー1体の計4体だ。

 

 「まず、ヨヤ姉さんは私達の戦い方を見ていてください」


 武器を抜いて戦闘に入ろうとしたときに、リーサに釘を刺されてしまった。

 仕方ないので、少し下がったところで見物する。

 まず、戦闘に入った瞬間リーサとカグヤが飛び出しリザードマンのアタッカー2体と戦闘に入る。それに少し遅れてリザードマンのタンクにスイの強烈なハンマーが振り下ろされたが、リザードマンはそれを盾で受け流し、もう片方の手にある剣でスイを切りつけようとする。

 これを、ユキの槍がしっかりガードしスイへの攻撃を防ぐ。しかし、リザードマンアーチャーがガード中のユキに狙いをつけていた。そこに、ミコトがアーチャーに弓を当てその攻撃を阻止し。アタッカー2体を倒し終わったリーサとカグヤがアーチャーの方に向かっていきたこ殴りにしていく。

 この戦闘は、モノの数分で終わってしまった。

 

 「どうでしたか、姉さん」

 「ああ、なんかみんなすごいな」


 ホントにすごかった。確かに数の上では有利だが、このパーティーは一人一人がどんな役割をしなければならないかしっかり理解している。さらに、連携の錬度も高い。―――俺、必要か?


 「そんなこと無いですよ。今回は、4体ですから簡単に狩れましたが。たぶん、もっと数が増えたら無傷ではいられないでしょうし」


 いや、そもそもモンスターと戦って無傷ってすごすぎだから。まあ、このエリアのボスともなるとこいつ等よりかなり強いのだろう。


 「それじゃあ、いきましょうか」

 「ああ」


 それから、5回ほど戦闘があったがどれも戦闘に参加させてもらえなかった。ってか、初期防具では当たり所が悪いと一撃死なのでおとなしく採取でもしいおいてくださいと言われてしまった。そういえば、昨日のシュウ達の時も道中は戦闘に参加させてもらえなかったっけ・・・・・・よし! 帰ったら絶対防具を換えてやる。

 そうこうしている内に、ボス前のセーフティーエリアに着いた。今、先に来ていたパーティーがボスに挑んでいるようでそれが終わるまで俺達は休憩ついでに順番にログアウトして夕飯を食べていく。幸い、先に入っていたパーティーがボスを倒せる雰囲気ではないので目の前で初討伐されるなんていう最悪のケースは免れるだろう。


 「とりあえず、みんなこれ持っといてくれ」


 俺は、メンバーを集めて日光玉を一人一つ渡す。


 「ええっ!? 良いんですか?」

 「ああ、ここまで何もできなかったお礼とボス戦でのもしものためってことで。その代わり、ボス戦は俺にも参加させてくれよ」

 

 さすがに、ボス戦でも戦闘を禁止されたらただのお荷物だ。後輩の前でそれはカッコ悪い。ちなみに、移動中の採取したアイテムで日光玉が4つ、グレネードが3つ作れた。もう、調合する必要も無いので【双凶犬の首飾り】と【防音のイヤリング】をアクセサリー欄に装備させる。アクセサリーは、全部で10個まで装備できるみたいだ。枠が10個ある。さらに、称号をonにして準備完了。

 そして、ついに俺達の番がまわってきた。俺は、ひとまずパーティーの最後尾でボス部屋の扉をくぐる・・・・・・


 ギフトとスキルのアイデア募集中です。

 何か、面白いアイデアがあればよろしくお願いします。

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