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Divine Gift Online  作者: チャン太
第一章 スタートダッシュでスーパーラック
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第11話

 今回は、キリがいいところで切ったのでかなり短いです。

 「それでですね・・・」


 朝食の席、俺は理沙とDGOについての情報交換をしていた。

 理沙が言うには、昨日の内に東、西のボスが倒されたらしい。その内、理沙たちのパーティーが東の林のボスモンスターを倒したと言うものだった。東のボスモンスターは、グレートファングボアと言うワイルドボアを倍ぐらい大きくして皮膚を岩のように硬くし牙がプレイヤーぐらいあるモンスターだそうだ。しかも、どのプレイヤーよりも早く討伐したので初討伐ドロップも出たと大喜びだった。聞いたところによると初討伐ドロップは理沙にドロップしたようで【グレートファングスピヤ】と言う槍だったがリーサのメイン武器は双剣なので槍を使ってたパーティーメンバーにあげたらしい。


 「ところで、兄さんは昨日なにやってたんですか? 集さんからすごく強い武器手に入れてったって聞きましたけど」


 集の奴、昨日俺と別れてから理沙にいろいろ報告しやがったな。まあ、隠すことでもないしいいか。


 「ああ、サブリメイションシステムでかなり強い武器が手に入った。確か、集が言うにはβテスト中でも最強らしい。でも、俺ステータスluc極振りだからその武器使ってもやっと普通に戦えるぐらいだぞ」

 「いやいや、兄さん。そんなわけ無いじゃないですか。というかホントにluc極振りしてるんですか!?」

 「おう! あれ? 言って無かったっけ?」

 「はい。私は、兄さんが運を極めるとしか聞いてないですよ」


 そ、そういえば、言って無かった気がする。


 「まあ、それはいいです。で、結局兄さんはシュウさんと分かれた後何してたんですか?」


 うーん。なんだかゲームのことになると妹が俺に過保護なのは気のせいかな?


 「あの後は、【調合】のスキル取って調合しまくった後に称号の効果を確かめるために南の林に狩りに出たら、運良くオルトロスと戦闘になって倒してた。ああ、後スキル合成も昨日できたぞ」


 うん! 我ながらスッキリまとめたわかりやすい説明だ。・・・・・・オルトロスとの相打ちの件については妹にカッコつけたいので黙っておくが。


 「・・・・・・えーっと、兄さん。もしかして、南のボス倒しちゃったんですか? と言うか、称号って何ですか? スキル合成についてもちゃんと説明してください!」


 な、なんか。我が妹が、めちゃくちゃ混乱しているのだが・・・


 「わ、わかったから。ちゃんと全部説明するから。ちょっと落ち着けって」


 そして俺は、昨日のシュウ達と別れてから南の林にリベンジしたこと、そこでアイテム採取してたらスキルが合成できるようになってたこと、そのときに称号があるのを思い出して使ったこと、その後にマモンの超運でオルトロスが目の前にポップしたこと、それで戦闘になって相打ちで倒せたことなど丁寧に説明していった。


 「・・・・・・はぁー、なるほど。でも兄さん一体どうやってオルトロスなんか倒せたんですか?」

 「ああ、それは日光玉ってアイテムあるだろ? それと、各種薬品系のアイテムとグレネードで何とか」

 「兄さんもしかして日光玉とグレネード作れるんですか!?」

 「ああ? まあ、まだかなり確率は低いけどな」

 

 メニューの調合レシピには調合確率なるものがある。ちなみに、ポーション、毒薬等のアイテムは既に100%だが、日光玉とグレネードは共に40%とかなり低い。


 「そもそも、兄さん。今この時期に日光玉とグレネードを作れるプレイヤーは生産職のかなり上位のプレイヤーだけなんですよ。しかも、合成するアイテムがこの序盤ではまず手に入らないかなり貴重なアイテムばかりですし」

 

 へー、そうなんだ。まあ、確かに鉄粉、バルーンキノコ、光草はかなりの数採取していた俺でもあまり持っていなかったし。


 「ところで、兄さん。オルトロスの初討伐ドロップとMVPドロップって出ました?」


 なんか、理沙の目がキラキラとまるでおもちゃを買ってもらったときの子供のような目で俺を見てくる。


 「あ、ああ、もらえた。ってか、既に合成しちまったぞ」

 「ええかまいません。ところで、物は相談なんですが今日私達と北の林のボスに行きませんか?」


 理沙がそんなことを言ってくる。しかし、一体どうしたんだろう? と言うか、俺は北の林に一切行った事ないのにいきなりボスとか絶対無理だろう。


 「いやいや、絶対無理だぞ。だって、俺北の林行った事ないしそれに未だ初期防具だしボスとか確実にやられるぞ」

 

 そう、俺の防具はいまだに初期状態だ。それに、防具を作ろうにもたぶんお金が足りない。


 「それじゃあ、兄さんはサポートにまわって余裕があれば攻撃するってことでどうでしょう」


 んー、それなら大丈夫かな。しかし、それならみんなの役に立つようしっかりとアイテムを揃えないといけないな。


 「ああ、それならいけそうだ。ってかホントにいいのか? 俺なんか連れて行っても。しかも、お前の独断だろ」

 「ええ、大丈夫です。みんな、兄さんのこと知ってますし。それに、私達のパーティー今5人しか居ないので兄さんが入って丁度いいですから」


 まあ、そう言うことなら大丈夫だろう。俺も、リーサと一緒に狩りに行きたいな。


 「わかった。でも、準備に時間がかかるからすぐにはいけないぞ」

 「はい、わかってます。一応17時から行こうって事になってるんですけどそれまでには終わりそうですか?」

 「んー、ちょっと厳しいががんばってみるよ」

 

 ちなみに、今は10時だ。今からログインしたとして準備に7時間。まあ、昼も入れたとしても6時間はあるから何とかなるか。


 「それじゃあ、よろしくお願いします」


 理沙は、今からログインするのだろう二階へ上がっていく。・・・・・・よしっ! 俺も可愛い妹のために頑張りますか・・・。

 

 俺も自分の部屋へ行きすぐDGOにログインする。


 

 ギフトとスキルのアイデア募集中です。

 何か、面白いアイデアがあればよろしくお願いします。

 感想の返信は極力返したいと思いますが執筆の関係上難しいです。

 でも、しっかりと目は通していますのでこれからもよろしくお願いします。


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