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蜘蛛の糸をタラーリ

宗教的な話ですが、不快に思われたら先に謝っとくスンマセン

ここは極楽。釈迦が気まぐれに蓮池から地獄の様子を見ているとカンダタという罪人を見つけました。


彼が生きている間にした唯一の善行である、「踏み潰そうとした蜘蛛を助けた事」に気付いた釈迦は彼に向かって一本の蜘蛛の糸を垂らします。


カンダタはそれを辿れば極楽にイケる!そう考え蜘蛛の糸に摑まりました。


しかし極楽へと上っていく途中、下をみると自分の同じ地獄の罪人が蜘蛛の糸に群がっていました。


このままだと下の罪人の重さで糸が切れるかもしれない。カンダタは下に向かって「これは俺の糸だ!お前らは降りろ!」


と、叫ぶのではなく…


「ようし!お前ら!このまま全員で極楽行こうぜ!!」


そう先導し、蜘蛛の糸を上って来たのです。


カンダタとその他の罪人は地獄という苦労を共にして連帯感を育んだのでしょう。一致団結して糸を上り始めます。


「えええ!?そんなに沢山来るの!?」


これに慌てたのは糸を垂らしたほかならぬ釈迦。


「やべぇよ。こんなに沢山浄化出来ねぇって!」


慌てふためく釈迦は思わず糸を切ってしまいました。


当然カンダタ以下の罪人達は地獄に落ちてしまいます。ですが後日、その話を罪人から聞いた地獄の鬼が閻魔へと報告。


閻魔は釈迦に越権行為だ!と激怒ました。それは極楽中に知れ渡り、哀れ釈迦は左遷の憂き目にあったそうです。


そして逆に、自分だけでなく他の罪人まで助けようとしたカンダタはあっぱれと褒められ無事極楽へと行ったそうです。



ホントに皆で上ってきてたらお釈迦さまどうしたんだろ?

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