2/8
どんぶらこ…どんぶ…ぶくぶく…
こんなの読む人居るんかなぁ。
まあ、息抜きだしイイか!
むかしむかし、おじいさんとおばあさんが居ました。
おじいさんは山へ芝刈りに。おばあさんは川へ洗濯へと行きました。
おばあさんが川でおじいさんの褌を洗っていたところ、川上から大きな桃がどんぶらこ…どんぶらこと流れて来ました。
「おや!でっかい桃じゃないか!」
おばあさんは近くの木の枝で桃を手繰り寄せようとしました。
「ん?待てよ…傷が付いたら売れないね。」
おばあさんは枝を捨てて川に入ると、桃を受け止めました。
「ほうっ!?お、重い…」
川は思いの外、流れが強く。更に桃は重い。
「ふぎぎぎ……」
必死に堪えるおばあさん。しかしそのとき、持病の椎間板ヘルニアが再発!
「はう!?」
桃の重量に堪えられなくなったおばあさんは、そのまま深場にはまります。
ぶくぶくぶく…
何とか抜け出そうとするおばあさんですが、上から桃に圧し掛かられ身動きが取れません。
結局おばあさんは息が続かず、川底で人知れず息を引き取りましたとさ。
めでたくないめでたくない…
欲をかいてはイケナイという話。