竹取らない物語―おじいさんの黒歴史―
グロイかも。嫌な人は見ないでね☆
むかしむかし、野山で竹を取るおじいさんがいました。
おじいさんが鉈で竹を伐っていると、一本の竹が光り輝いているのを見つけました。
「むむ?もしや中に何か入っておるのか?」
おじいさんは興味津々でその竹に歩み寄りました。
「ふむ、伐ってみるか。」
おじいさんは光る竹に向かって鉈を振りかぶります!
「見よ!わしの渾身の一撃を!」
おじいさんはあらん限りの力で鉈を振り下ろしました。その力たるや、若い頃おばあさんに一発キメたときの一撃に匹敵する破壊力だそうです。
バキイイイイイイイイイーーーー!!
見事おじいさんの一振りで竹は真っ二つ!しかし直後、思わぬ事態が発生したのです!
ブシャーーーーーーーーーー!!
伐った竹の切り口から噴水のように真っ赤な血が噴出しました!
そうです。おじいさんが力を込め過ぎたせいで狙いが甘くなり、中に居るはずのかぐや姫まで一緒にぶった切ってしまったのでした。
「あ、あわわわわ……。ひ、ひえええええええ!!」
おじいさんは鮮血を浴びながらパニックに陥り、一目散に山を下りていきました。
以後、おじいさんがあの山へ行く事はありませんでしたとさ。
ほんとスマンかった。