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第1話 プロローグ
歩行型兵器カラクリから銃弾が連射される。
僕は壁を盾にして身を隠す。
壁に衝撃。
数発は壁を貫通する。
壁から飛び出す。
カラクリは銃口をこちらに向ける。
連射。
僕は身をひるがえす。
が、右腕に一発命中。
痛みが走る。
「ちっ」
レーザーソードを左手に持ちかえる。
ジャンプ。
上から斬撃。
銃を装備しているカラクリの右腕を切断。
レーザーソードのスイッチを押す。
刀身が伸びる。
斬り上げ。
ザシュウウゥ!
カラクリのボディは左右真っ二つに割れる。
回避。
後ろから別のカラクリが槍で僕を突いてくる。
予測済みだ。
僕の体は回避の動きのまま、さらに横に回転し、薙ぎ払い。
カラクリを上下に切断する。
次はどこだ?
「任務完了。撤収だ」
無線からコンドー隊長の声が聞こえた。
「了解」
僕は答えた。
あとは清掃班の仕事だ。
今回は4体か。
まだまだだな。
僕はレーザーソードをしまうと、集合場所に向かった。