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6-6
go(勝負)で銅のカードをひっくり返した。
鉄野郎はグーのカード。
対する7番のおじさんのカードはチョキ。
よし。
鉄野郎は力を込めて両手を握りしめてガッツポーズ。
まずは先に勝利。
先に勝てたらホッとできる。
少しだけ気が楽になる。
あと1勝すれば終わり。
相手は2回勝たなければならない。
この差は大きい。
少し時間をおいてから次の勝負だ。
手持ちのカードは5枚。
グーのカードは1枚。
まさか続けては出しにくい。
もしもあいこになったり負けたりしたら次の手がパーかチョキかの2択になってしまう。
ここからが腹の探り合いの勝負になる。
2戦目は鉄野郎も考え込んだ。
時間いっぱいまで悩んだ。
そして1枚の銅のカードを差し出した。
goの合図でカードを返した。
相手はパー。
あれ?
あれあれ•••勝った。
えっ、こんなにあっさり。
ストレート勝ち。
こんなことって•••あるんだ。
まぁ、良かったよ。
幸先がよい勝ち方だ。
これはいけるかもしれんね。
目指すは億の金だ。




