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この鉄野郎というのは、もちろん本名だ。

母親から聞かされた話では出生届けはじいさんが行ったそうだ。

鉄太郎だか鉄次郎だか知らないが、じいさんが漢字を間違えて記入してしまったんだとか。


この次のギャンブル体験はパチンコだった。

最も身近にあるギャンブルができる場所がパチンコとスロットだ。

この時も先輩と一緒だ。

自分より1歳年上の先輩なんだけどそれなりにギャンブルが好きなようだ。

だから投資研究会なんてクラブに入ってるんだろう。

投資をギャンブルとしてとらえてるからかもしれない。


この日はスロットよりパチンコだ。

昼すぎという時間だったのでスロットだと出遅れたと先輩が言うものだからパチンコのほうになった。

西新宿にある大型店だ。


鉄次郎はパチンコは知ってる。

打ったことはなかったが、だいたいのことは理解はしている。

玉をはじいていって増やせばいいってことだ。


それで実際に入店してみると台の種類があまりにも多すぎるということがわかった。

なにがなんだかわからなかったので先輩の隣の台に座った。

打ち方など基本的なことは先輩からレクチャーを受けている。


記念すべき初めてのパチンコは海物語という台だった。

パチンコといえば海物語と言われるほど定番の機種だ。

確率というものがあって1/319だ。

単純に考えると319回で1回は当たるといった数字のトリックになる。

現実にはそんな数字っていうのは参考程度にということらしい。


とにかく奇数をそろえていけば確変といった状態になるので次の当たりが、まぁ、保障されてるって状態になる。

奇数さえ揃い続けてくれたら勝てる、つまり両替して収入になるってことまで丁寧でやけに熱い説明まであった。


鉄野郎は千円札を台のサンドと呼ばれるところに投入した。

0回転からではなかった。

誰かがすでに打っていて当たらないとかってことでやめた台だった。

回転数の表示というのがあって147となっていた。



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