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億の金を欲しくないか?→底辺ギャンブラーの挑戦  作者: 弁財天睦月
「日々ギャンブル」

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3/201

1-3

レース自体はあっけないものだった。

スタートしたと思ったらものの3分ほどであっさりと終わった。

こんなもんなのかというのがこの時の正直な感想だ。

実際に生で見るとまた違った思いがあるのだろうが、この時は特になんの思いもなかった。


レース結果が出た。

ハズしたと思っていた。

それでもレース結果と自分が買った馬券をマジマジと見た。

そして気がついた。

最後のレースだと聞いていたので買ったのは12レース。

重賞は11レースだった。

間違ったレースを購入していたことになる。

まぁ、気づいて良かった。


どうなるかを見るために先輩と一緒に待つことにした。

先輩が買っていた馬券の価値は0円になっていた。


さぁ、本当の最後のレース。

まさか重賞の後にもう1レースがあるとは思わなかった。

なんかややこしい。


12レースの結果は荒れてしまって高配当。

自分が買っていた馬券が当たった。

よくわからないので先輩に確認してもらった。

すると83•2というオッズになっていた。

1,000円ずつ3点買っていた中のひとつが当たり。

トータルで3,000円使って83,200円になった。

8万円を超える現金がほんの数分で手に入った。

これが鉄野郎の初めてのギャンブルだった。


この時の鉄野郎はただの大学生。

まだ実家暮らしだったが8万円という金額は大金だった。

一応アルバイトはしていたが月に2万円くらいの収入だ。

たった数分で4ヶ月分の収入を稼いだことになる。

間違えて買ってしまった馬券だったが目の前に現金を手にしてしまったらそんなことはどうでもいいこと。

ビギナーズラックだとしても結果がすべてだ。

元々あったのかもしれないギャンブラー体質がこの時に目覚めてしまったのかもしれない。


帰りに水道橋で先輩と一緒に夕食。

もちろん、支払いは鉄野郎だ。

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