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億の金を欲しくないか?→底辺ギャンブラーの挑戦  作者: 弁財天睦月
「脱出ゲーム」

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162/201

4-16

う〜ん、う〜ん、う〜ん、これは•••ローでいくか。

ローだ。

返ったカードには•••ダイアの3。

よ、よ、よ、よ、よ〜し、300万円。

次はこの300万円でダブルアップ。

なんか、興奮も緊張もなにもない。

金額の感覚がない。

ただの数字になった。

自分の生活からかけ離れすぎた金額だと現実感が喪失してしまうのか?

急にだ。

なんだか知らないが急に麻痺してしまったかのようだ。


ダブルアップは続行する。

上のカードにはスペードのクイーン。

これは?

もう勝ったって喜んでいいのか?

それともぬか喜ばせか?

まさかキングが出るってことはないよな?

そんなことってないよな?

あるのか?

ないのか?

あぁ、頭がおかしくなりそうだ。


鉄野郎はなかなかローにタッチしない。

これって話がうますぎて罠ではないのかと疑心暗鬼に囚われてしまってローを押せないでいる。

いざとなると臆病になる。

ここぞという時に大胆に動ける者が勝者。

びびったままでいるのが底辺ギャンブラー。

この時の鉄野郎は緊張やらなんやらの圧によって半分頭がイカれていた。

ハイにタッチした。

この勝負、鉄野郎にとっては人生最大の勝負。


カードが返った。

おっ、おぉぉぉ、神は我を見捨てなかった。

このタイミングで全カードの中で最強のジョーカー登場。

これは現実。

夢なんかじゃない。

だっておめでとうって文字が出てるもの。

やってやったんだ。

勝った。

おぅ、おぅ、おぅ、600万円。

所持金1千万円に、本当に1千万円になった。

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