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7話

迷宮ダンジョンの入り口まで来たら中が騒がしい事に気がついた。


「私が誰かわかってこんな事しているの。私はこの国の王女なのよ」

「うるせぇー。とっとと歩け。殺されてぇのか」


まだ奥までは行っていない感じだったので、俺は声がする方に急いで向かった。


少し時間がかかったがなんとか追いついた。だけどそこはもう『月影の白兎』のアジトの入り口まで来てしまっていて、俺はおもわずそのまま一緒にアジトに入ってしまった。


盗賊達は王女を頭領のところに連れて行く感じだった。


「こんなに近くにいても何も気付かれる事ないし、俺の声も聞こえていないってかなりこの強化された忍び足スキルは有能なスキルだな」


「俺には戦う力は何もないから何もできない。だけど何か出来る事があるかもしれない。ここが踏ん張りどころだ」

俺は自分を奮い立たせるように独り言をつぶやいていた。


そして王女は頭領の前に連れて行かれた。


そこで頭領を見た俺は驚いてしまった。

「あいつは俺をいつもいじめていたベルゼじゃないか」


「これはこれは綺麗な王女様だな」

「あなた達の目的は何なのっ?」

王女が声を荒げる。


「これから100億リンの身代金を要求する。お前が生きて帰れるかはお前のお父様次第だよ。それまでは大人しく眠ってもらう事にするよ」


手下の盗賊が王女に眠り草を吸わせて、王女は眠ってしまった。


「牢屋に連れて行け。金をもらった後は楽しむなりなんなりお前らの好きなようにしろ。俺はこの後、本部に顔を出さないといけないから、後の事は任せたぞ」


そう言って頭領のベルゼはいなくなった。


俺は盗賊と眠らされた王女と一緒に牢屋に着いて行く事にした。


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