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43話

龍の洞窟の最奥に転移したら、桃の木は倒れていて龍の像も粉々になって破壊されていた。そしてそこには1人の男が立っていた。

「久しぶりだな、トリス!」


「お前はベルゼ!街を襲ったのはお前か!!」


「ああ、それがどうした。あんな虫ケラどもがどうなろうが俺の知った事ではない」


「なぜ英雄のお前が盗賊になんかなったんだ!」


「俺はSランクになっても、いつも勇者のマリアと比べられてきた。マリアの方が強いなどいろいろと言われてきたよ!俺はマリアを殺す力を身につけるために悪の道を進む事を選んだ。おかげで今はその力を身につけたよ。トリス、お前も死ね!闇魔法『ダークキル』」

無数の闇の刃が襲いかかってきた。


「『ホワイトクロー』黒虎の守り全開」

俺はシールドを全開にして闇の刃をギリギリで防いだ。


「少しはやるみたいだな!これは防げるかな、闇魔法『ダークハンド』」

闇の手が現れ、襲いかかってきた。


俺は直感的にこの攻撃はマズいと思い、転移魔法で街に転移した。


「フッフッフッ!逃げたか。まあいい、目的の『龍泉桃』は手に入れた。龍泉水はたかが50レベルの水魔法のスキル付与だけしかできない程度の素材だから用はないな」


〜〜〜

ギルドに戻った俺はギルド長にベルゼの事を説明していた。

「Sランクのベルゼは月影の白兎のメンバーになっていました」


「そうですか、その件に関してはこちらの方で処理しておきます。しかしこれでは祭りどころではなくなりましたね」


「そうですね。非常に残念です」


「ところでトリス様、残り2匹の魔物どちらを討伐しに行く予定ですか?」


「まだ決めていません。どうかしましたか?」


「北の王国にいる『岩イノシシ』の肉は非常に美味しいという事もあるのですが、『岩イノシシ』は赤の生命の魔物でもありその肉は肉体の再生にもつながると言われています。『龍泉桃』を盗られた今『岩イノシシ』の肉でしかドフワー様やワドフー様を治せません。もしよかったらお願いします」


「困った人がいたら助けるのが冒険者です。俺に任せてください」


「ありがとうございます」


こうして次は北の王国に行く事になった。

修行編はこれで終了です。次回からは『青の錬金術師』編の物語になります。


いつも読んでくれてありがとうございます。

バトルシーンなどまだまだ上手く表現出来ていない事もありますが、頑張っていきたいと思いますので今後ともよろしくお願いします。

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