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27話

俺は迷宮ダンジョンの入り口のはるか上空にいた。


「この位置からなら魔力感知される事もないだろう」

俺は帰らずの森全体と迷宮ダンジョンの中に風を通して辺りを探り始めた。


「帰らずの森には誰もいないな。ダンジョンの方は人が30人くらいか。ダンジョン自体はかなり奥が深くて全体が把握できないな。でも俺の風に反応したやつがいるな。おそらくこいつが『ミノタウロス』だ!」


俺は入り口付近に降り立ち、忍び足のスキルを使い一気に『ミノタウロス』のいるところまで早足で駆け抜けていった。


「いた!ダンジョンは狭いからファングやフェザーは使えないから近接の爪で行くか!白き爪と黒き盾を両手に宿す『ホワイトクロー』」

俺の両手には黒虎の小手が具現化され、先端には白き爪が具現化された。


俺は一気に距離を詰めて切り掛かった。


「グルッ!」

ミノタウロスは素早い反応を見せて俺の攻撃をかわした。


「やっぱり簡単にはいかないみたいだな。ではもう一段ギアをあげるぜ!どこまでついて来れるかな!」


俺の攻撃は当たるが致命傷をあたえるほどのダメージは与えられていない感じだった。


ミノタウロスもまだ本気を出していない感じで俺の攻撃を適度に受けつつ戦っていた。


しばらく一進一退の攻防が続いていた時、ミノタウロスが口を開いた。

「ジゴクノカエン」

ミノタウロスの気が変わったと思った瞬間、手に持っていた大きな斧が赤く燃え始めて、振り回し始めた。


俺はとっさにヤバイと思い防御に徹して真っ赤に燃えた斧を受けとめた。


「かなりの威力だな。でもこのくらいならアルファの攻撃の方が強い一撃だよ」


俺は風と土の魔力を両手に溜めた。

「様子見はここまでだ。一気に決めてやる!」

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