19話
修行2日目
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今日も死の台地に来ていた。
「今日は最強の一撃について教えてやろう。《斬撃》《打撃》《射撃》《魔法撃》の4種の攻撃を1度に行うにはどうしたらいいと思う?」
俺はしばらくの間考えた。
「遠距離から魔法による斬撃と打撃を与えるって事ですか」
「正解じゃ!射撃の攻撃は当たる瞬間にはどれかの攻撃だからな。だからお主には風魔法で斬撃属性の攻撃と打撃属性の攻撃の両方をできるようになってもらう」
「はい」
「斬撃属性の攻撃は刃状の風をイメージすればわかりやすいだろう。打撃属性の攻撃は鉄砲の弾をイメージして風を作り出せばいいだろう」
「はい」
「斬撃の刃と打撃の弾、2つを自在に作り出せるようになれば今日の修行は終わりじゃ」
「はい」
昔、俺は勇者を目指してたくさんの剣を振って修行してきたから斬撃の刃はイメージがしやすくて斬撃の刃は簡単にできた。
「お主なかなかやるな!最終的にはその斬撃の刃にも『威圧』をかけて密度を高くしたもので攻撃するのだ」
「はい」
俺は次に打撃の弾をイメージしたが、なかなか上手く出来ずにいた。
「こちらは難しいみたいじゃな。まずは石をイメージしてみろ。こちらは集まる力じゃ」
「はい」
集まる力と言われたら俺はすんなり打撃の弾を作り出せた。
「なかなか筋が良いな。ならばその2つを同時に作り出して、合体させてみろ」
しかし俺は何度やっても2つ同時には作り出せなかった。
「まあこれは最終的な目標だから頑張れ」
こうして修行2日目は終わった。




