プロローグ
一から書き直してみました。設定が大幅に変わってたりと…読んで頂ければ嬉しいです。
あなたは知っている。
体の筋力、頭の知力、戦争の武力、政治の権力。
ものごとを動かすにはその大きさに見合った「力」が必要である。
そして「力」によってもたらせられる物語がここにある。
「翼をもつもの~Angels~」
舞台はアルマンダ大陸と呼ばれる大陸。ここは4つの国で支配されている。各国は各々の意思をもとに大陸統一を目指し戦争を続けている。
大帝国エバン…アルマンダ大陸で最大の勢力をもち、最も大陸統一に近い国である。和平を目指し、平和、自由、愛国を軸に統一を狙う。
ザザ…大陸で2番目に勢力をもち、エバンのような理想では大陸統一できないと武力での統一を目指す。
コルン…独自の宗教心で神を信じ、その信仰によって人々が幸せになれると考えている。
ルイースト…元々は大帝国エバン支配の領土であったが、エバンから独立した国家。最も小さい国のため支持も少ない。
さてこの世界の説明を少ししましょう。この世界には「ジットール」と呼ばれる宝石のような鉱物が発見された。ジットールは不思議な力を持ち、研究によってその力をエネルギーに変換し生活を営んでいる。ジットールのエネルギーは半永久的でその石の大きさに比例してエネルギー量も大きくなる。ピンポン玉ぐらいのものであれば車を動かすこともできる。
こんなに便利なエネルギーを戦争に用いないわけがない。ジットールの力でできた剣をトールソード(ライトセイバー的なやつ)、銃をトールガン(ビームライフル的なやつ)など研究は今も行われている。すると間もなくロボット兵器の開発が始まった。戦争を終わりを知らせる神の使いという意味合いで人々は天使と呼ぶようになった。
さあ、今こそ天使たちによる大戦のクライマックスの幕開けである。