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5・デカパイ堪能中。

  眠い……

  眠い……

  眠い……


まったくなんだってこんなに眠いのか……

真夜中12時でもまだまだ宵の口な日々だったのになぁ。

まあ転生したコノ体が赤ん坊なせいだろう。

授乳時間と少々の覚醒時間を除けばほとんど寝てるんだよ。

悪い? 


奥さまは起きてる時間に話しかけてくださっている。

まだ発音とかタドタドしいのに根気よく話しかけてくれるのが嬉しい。

おばあさま……とお呼びすることになったよ。


眠っている間は体のコントロールは効かない。

まるきり赤ん坊なんだけど起きてるときは多少コントロールできる。

なので世話係のお姉さんに支えてもらいながらオマルで対処してる。

早いとこオムツを外したいけどねぇ……

この月齢でおむつ無しな子なんて居るわけないよね。


授乳は世話係とは別の巨乳な肝っ玉母さんのお役目だね。

ほんとデカパイだったよ。

母乳が溜まってくると余計に大きくなっちゃうんだって! 

彼女の子供は一歳半くらいだそうで他にも2人の子供が居るそうだ。


「お乳の出が良すぎて困ってましてね。

有り難いお仕事で助かってます。

なにか厄介な呪いでおっきくなるのが早いって聞きましたけど親としては

羨ましいくらいですよ。

手のかかる期間が短いんですものね」


イタズラ好きな人らしく「ほらこんなにでるんですよ」とか言いながら

ちょっと乳首を押さえて見せた。

驚いたねぇ……ピューッと一メートルくらい軽く飛ばしたんだよ。

牛乳を手で搾ってるのを見たことあったけどあんな感じだねぇ。

彼女の子供の分を取り上げてるんじゃ無いかと心配してたんだけど大丈夫そうだ。

ハハハ……遠慮無くいただきまーす。


オレの成長が早いことは一応秘密ということになってる。

当然彼女にも秘密を守るようにという警告が入ってるけど報酬は多めに払ってる。

まあ、バレてもコレは勇者関連のことだからね。

気味悪がられたとしてもそれほど忌避されたりはしないだろうとは執事氏の言だ。


一ヶ月ほどで首も据わった。

寝返りもできた。

本来なら四ヶ月か五ヶ月だろう。

早すぎるけど成長すれば皆の手間が省けるから有り難いとも思ってしまう。

このままなら三ヶ月ほどで一歳相当だろうな。

一歳くらいになれば歩けるハズだからもっと動けると思う。


焦っても仕方ないのが分かっててもオレって気持ちも気分も大人なんだよね。

ココまで考えて気が付いた。

大人な気分でも大人じゃあないところが有ることに……


ソレは……性欲だ。

肝っ玉かあさんのデカパイを見ても世話係のお姉さんの揺れるお尻でも

メイドさん達のチラ見えな足首でも刺激されてるって感じないんだよ。

まあ、体が赤ん坊だからそんな代物があっても困るんだけどね。

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