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739・影武者。

 王都の王城の中を王太后様と一緒に歩くなんて思いもしなかった。

王太后様は旧都に引退された身なので王都にはお忍びで買い物にお出でになる

事は有っても王城に長居はされない。


お供を命じられて着いた先は陛下が近衛に襲撃されたあの広間の見学席だった。

先に第一王女のリリア様と第二王子のリンデン様が来ていた。


「公式の挨拶だからまだ成人してない私達は出席はしないのよ。

当事者のマグナル(王太子)とアイリス(第二王女)は別だけど。

まあ、後で家族として紹介される席が設定されてるわ。

おばあさまもだけどね」


二人は王太后様に挨拶した後オレに色々説明して下さった。

「見学席」か……

出席はまだ出来なくてもコレも実地教育ってことなんだろう。

はて? オレなんかまでココに連れてきたのは何故ですかね? 


「もちろん見学よ。ココは見学席なんですもの」


言葉通りなら良いんですけどねぇ。

その微笑みが言葉通りじゃあないって言ってる気がしますよ。


「ホホホ。分かってるならさっそく命じようかしらね。

王宮付きの鑑定師は王と宰相が使ってるから私には使えないのよ。

お前にアチラの関係者全員を鑑定してもらおうと思ったの。

ココの鑑定師が言うにはお前の方がレベルが上だって。

だからココから鑑定して欲しいのよ」


多分北の国の一行にも鑑定師が居てコッチの方々を鑑定しまくって

いるんだろうなぁ。

まあ、ご命令とあらばなんでも鑑定させて頂きますよ。


大使・ごく普通の中年のオッサン。

   剣術スキルはあるけど高くは無いね。

   

第一王子(アイリス様の婚約者)・全て年相応だね。

   特殊スキル無し。

   魔力、スキル供にマグナル様の方が高い。

   まあ、そう言うモノは周囲が補えば良いことだ。


第一王女(マグナル様の婚約者)・魔力値高いなぁ。

   中級の魔術師並みだよ。

   体力こそ低めだけど。

   でもなんだか実戦経験はほとんど無い雰囲気だ。

   まあお姫様なら当然だね。


お供や護衛の能力はオリーザ側の人員の方が高い。

この国は戦争直後みたいなものだからね。

戦時の緊張感がまだまだ残って居るってことだ。


王太后様の気になる事についても詳しい鑑定結果をお知らせした。

北の国の王子と王女を何度も角度を変える感じで鑑定したんだ。

そうしてとんでもないことに気が付いてしまった。

最初に分からなかったのは隠蔽の魔法がかかっていたからみたいだね。


王女様には「影武者」って表示が出てたんだよ。

公式な会見で「影武者」を使うなんて……一体……


 リアルでちょっとトラブルが発生したので間が空いてしまいました。

なかなか上手く話が書けなくなってしまってますね。

ブランクは開けない方が良いのだと実感しました。

気を付けたいと思います。



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