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プロローグ・・・コピペ 3。

やっぱり要らない気がするう~~~。

 兵士がぼろきれの塊をもってきた。

汚いな。


よく見たらさっきまで私が来ていた服だった。

なんでそんなものを! 捨てていいぞ! 


ケガをした。

重傷だった。

勇者が治してくれた。

つぶれた足首から先と、ちぎれてとれた左腕。


服はズタボロになったが体はきれいに治って腕も足首から先も復活している。


なにしてるんだ? さっさと捨ててこい! 


なんだって? 赤ん坊? 

どうしてこんなところに赤ん坊が? 


私の服の残骸の中に居ただってえ!? 


なんだか見たような顔だな……

はぁ? 私に似てるう? 

子どもなんか作った覚えはないぞ! 

独身だけどモテたことないし……

! なにを言わせるんだ! 


そこに通りがかった呪術師だと言うカップル。


<変>なのが居ますね。

うん、<変>なのだな。


私のどこが変なんだ! 


宰相様ではなく、その子です。

それってあなたのコピーですね。


コピーってなんなんだ? 


あー、分身というか複写というか……

要するにアナタの複製です。


なんでそんなものが! 

あ! この切れ端って左腕のだ! 

コイツってまさか左腕なのか? 


占いをするという女呪術師がみてくれたら召喚した女と勇者の魔力が

複合作用を起こしたんだそうだ。


腕だけになってしまったので大人の体を造るには足りなくて赤ん坊の体に

なってしまったらしい。


これは双子の弟が後から生まれたようなものなのか? 

それとも、これでも息子と言っていいのか? 


厄介ごとはそれだけでは無かった。

中身が子供ではなかったのだ。

中年のおっさんのようにしゃべる舌足らずのガキってどう扱ったらいいんだ? 


なんかムクムクでかくなっていくし……


普通に転生するはずが神様が手違いをやらかしたんだとか言う。

前世の記憶もあるがこの世界じゃあないそうだ。


ベアーズの奴めは

<跡取りができてよかったじゃあないか。(笑)>

なぞとほざいた。

ほっとけ! 


私なのに私じゃあない。

弟かもしれないがとても弟とは思えない。

中年オヤジな息子なんぞ欲しくもない! 


それでも放り出すわけにもいかない。

血はつながってると言っていいんだろうし……

一応、子供なんだし……


これは勇者とあの女のせいにしても……

いいよな? 

いいよな? 


………………………………………………


誰かいいって言ってくれぇ!!! 

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