プロローグ・・・コピペ 2。
多分要らないと思う旧作からのコピペで~す。
まさか女が出てくるとは思わなかった。
明らかに失敗なのは一目でわかった。
高い金を出して魔石を仕入れたのにこれでは大損だ。
不意にアレが国の金で王の承諾無しだったと気づく。
事後承諾と言う手もあるが失敗では……
女は周りを見回していたが不意に顔をゆがめたように見えた。
そして悲鳴を上げた。
そしてすべてが吹き飛んだ。
建物も魔術師たちもそして私も。
右足は足首から先が砕けている。
左腕は肩からちぎれて落ちているのが見える。
他にも体中傷だらけなのが分かる。
魔術師たちも似たようなものだろう。
なぜ城に居るのか分からないが勇者が駆け込んできた。
魔術師たちに片っ端から回復魔法をかけている。
! そんな奴らより私に先にかけてくれ!
一瞬、動きが止まったかと思ったら召喚した女の元に飛んで行った。
なにか叫びながら女に回復魔法をかける。
何度も何度も何度も。
ソイツのせいでこんなことになってるのに私にはかけてくれないのか!?
勇者が回復魔法を使うたびに薄ぼんやりとした光の環が広がっていった。
私にも届いたとたん腕と足首から先があっという間に復活した。
他の傷もいつのまにやら跡形もない。
ちぎれた左腕がモソモソ動いているような気がしたが気のせいだろう。
見回せば魔術師たちも無傷な状態に戻っている。
着ているものは皆ズタボロだが……
突然勇者が倒れた!
女は気を失ったままだ。
やっと来た兵士どもに女と勇者を運ばせる。
女を牢に放り込もうとしたら魔術師の一人に止められた。
指さしたのは勇者と女のしている指輪。
シンプルながら上品な同じデザイン、同じ石のついた指輪が
左手の同じ指にはまっていた。