表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

~~大変だった一日の終わり~~



「土を耕すのって、こんなに大変なことだったのですね…」


 そう言って、疲労感を漂わせて座り込むジャージ姿のルミリア。


「普通なら王女は、肉体労働なんてしないだろうしな」


 俺たちは、畑を造るために広い庭の一部を耕している。


「とりあえず、耕して土に腐葉土を混ぜたら今日の作業は終わりだから頑張ろうぜ」


 昼食後、ルミリアに頼んで書いてもらった注意書きを迷宮区の最後の部屋に設置した。その後、二人で庭に出て今に至る。


「はい、頑張ります」


 再び、二人で黙々と作業を進める。



~~三時間後~~



 俺は、本日二度目の入浴を終えてキッチンで夕飯を作っている。


「白菜はこれで良し、後はネギを切ったら準備完了っと」


 鍋に具材を入れて煮込んでいると、水色パジャマ姿のルミリアがキッチンへやってきた。


「ヒロト様、ハイドとツクヨが鳴きはじめたのでミルクを貰えますか?」


 俺は、コンロの空いている方でミルクを温める。そして、鍋の完成と同時にミルクも温め終わる。


「よし、ミルクをあげるたら俺たちも飯にしよう」

「はい」


 ミルクを持って、俺の部室(畳敷きの部屋)へ向かった。今更だが、我が家は日本式なので土足厳禁だ。ルミリアには、家に入る前に説明しておいたのでそのまま上がることはなかった。それから、子供たちにミルクを飲ませてリビングに戻ってくる。


「晩飯は、すき焼き鍋だ。後で、うどん麺を入れるからスープは残しておくように」

「わかりました」


 ルミリアの目は、テーブル上の鍋に釘付けだった。そして始まった食事は、ルミリアの絶賛の嵐で騒々しいものになった。食後、それぞれ時間を潰してから部屋に戻り大変だった一日が終わりを告げた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ