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デビュー、仕事

内装もいかにも普通という感じで、おかしい点は何一つとしてなかった。

ドアをくぐり、「こっちだ」と連れられ、ある部屋に入った。部屋の中には椅子3つ、向かって長机1つ椅子3つ。

私を牽引してきた男は奥にある中央の椅子に座り、私に「そこに座れ」と言った。椅子に座ると、すぐさま彼は私に言った。

「あなた、正義にも悪にも属していない非選択者ですね。そんな非選択者のあなたに聞きましょうか、ここで働く気はありませんか?」

丁度いい誘いだった。この国の民は外国企業の面接に行くことを法律で禁止されている、就労していない原因はそれである。そして法の抜け穴のように存在するのは、向こうからのスカウトは合法だということ。

私は参考のため、興味のために、企業の国籍を聞いてみた。

「何を言っている。このビルは企業のビルじゃない、ここはこの国の行政だ。まさか、何のビルかもわからずについてきたわけではあるまいな?」

完全にその通りであり、何も言い返すことができない。

それにしても企業ではなく行政だったとは、と言うことは今、行政からのスカウトを受けているというわけだ。ならばいっそうこの機会を逃す手はないな。私は少し黙ってから言った。

「ぜひ働かせてください、よろしくお願いします。」

彼は、では早速…と続けて仕事を振ってきた。手引書を渡され、5分で覚えろとの無茶ぶりも兼ねての仕事であった。

5分経ち、確認の暇もなく私は一つの部屋に移動させられた。その部屋には先ほどと違って中には多くの人がいて、その奥にはテレビのスタジオのようなものが見える。

手引書に書かれていた内容から、ここは放映部署らしい、正義と悪の戦闘が起これば即座に向かって生中継する仕事だ。しかし今は何も起こっておらず、ただニュースを放送しているだけである。

急に一人の電話からPi、と音が鳴った。するとその持ち主は聞くなりすぐに外へ駆け出でていった。

それとほとんど同時に、テレビの中の映像はニュース途中だったにもかかわらず、市街地での戦闘が映された。

他の電話からもPi、とまた同じ音が鳴った。その電話の持ち主もさっきと同じように外へ駆け出た。

他のチャンネルもすぐに先ほどとはまた異なる戦闘が映された。

それから1時間の間に同じことは132件起き続けた。決して多くはない人口、広いとは言えない国土。それでも戦闘は大量に起こっているのだなと実感し恐怖した。

読んでいただきありがとうございます、

現在やはりのことで行き当たりばったりな書き方をしているので過去のものを変えたい!!!という感情に駆られますが、変えません。

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