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業務

「おおまかには理解できました。」

私は彼女に宣言した。彼女はにこやかに私を見ながら拍手で近づいてくる。

「おぉ、やるね。ということは設備の説明もいらなかったりする?」

ここでNOと言うべきなのだが、残存していた私の虚栄心が出張り「はい、大丈夫ですよ」と言ってしまった。この一言で今日一日の仕事はさんざんなものになってしまった。

とにかく文字の書き方が分からなかった。どの文字でどの文字が書けるかが、さっぱりだった。そのせいでSNSのアカウントを作るだけでも一苦労。今日に出来たことはアカウントを作ったこと、危険国の確認と記憶。危険国は戦争を起こしそうな国で、前までの情報はここから得ていたらしい。判断基準は意外にもきっちりしていて、会議で決定されている貿易項目の中に輸入輸出品とその額面の公開があったようで、その増加が激しいかどうかでの判断だったらしい。

その情報の場所を探すのに4時間ほどかかったが、なんとかそのありかに辿り着いた。そして情報を見比べたりしてみたが、特筆しておかしな変容があった国は一つもなかった。

定時を回り、私は荷物をまとめて「お疲れさまでした。」と一声かけてあのおんぼろなエレベーターへ足を進めた。しかし私は呼び止められてしまった。

「左君、仕事内容はわかった?得意なことだけをしてくれたらいいからね。それで、明日は交渉の場にデータ暗記者として連れていくから、成果、期待してるよ。」

データ暗記者…。正直、すぐにスマートフォンで情報を出せるのだから、この役職はいらないだろうと私は手引書を読んでいて思ったので、実際にこの言葉を直接聞いて驚いた。実在したのかと信じられない気分だ。

そんなことは思えど、2日目でここまではっきりと仕事を任せられたことをとてもうれしく思っていた。

私は帰って、記憶している情報を何度も思い返し、そのうえで手引書を熟読し、覚えた。

この日の就寝は3:00だった。

そして起きたのは6:00。わずか3時間の睡眠、私にとっては寝ていないも同義の時間だった。しかし二度寝を試みても、それは叶わない。完全に目が覚めた状態での朝食を迎えた。そのおかげか、普段より3倍美味しく感じた。

私はビルまで行き、その横のエレベーターに乗る。パスワードは…7590っと。私は天井に手を伸ばし、文字を探る。7を発見してから、その勢いで淡々と入力を済ませる。ガタンという音が聞こえた。慣れたものだ。エレベーター特有の浮遊感を得て、今日の仕事を始める。

読んでいただきありがとうございます!!!!!!!!

頭が復活はしてないですが、書けはしました。

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