要項
今日の夜には、もう私がこの家にいることはない。心残りはあるにはあるが、所詮はニート期間にお金を出してもらったくらいだろう。私は、給料を家に入れるようにだけ賀時へ言って、スリベリルと一緒に御衣へ転送された。
早速、役人が8人ほどで私たちを取り囲んだ。そして後から9人が、小手調べだと言わんばかりにおもりを転がして持ってきた。そして一人が言った。
「こちらを片手で持っていただけますか?」
スリベリルの方は可能だろうが、私はわからない。なにせ力は下から数えた方が早かった、そのうえ高校を卒業してから派手な運動をしていない。
そんな不安を抱えている私を横目に、スリベリルはおもりをひょいと持ち上げて言った。
「うん、…うーん。だいたい0.8tくらいかな?片手だとバランスがとりにくいなぁ。立方体にしてくれれば持ちやすかったのになぁ…」
御衣の人たちはその言葉にとても驚いていた。
そして私もその発言と、御衣の人達の態度に驚いた。理由はいくつかあったのだが、断然やる気が湧いてきた。私は彼がそのおもりを床に置いたのを見て、手をのばす。
私の手が届き、重りの真ん中をがっしりと掴んで、そのまま腕を上げた。おもりは軽々と上がり、みるみるうちに私の腕は地面と垂直になるまでに達した。
やはりだ。0.9t程度なら軽い、3tと言われれば無理だったが、この程度なら余裕だった。
御衣の人たちはもはや声が出ていなかった。その状態のまま、彼らは私達をジェスチャーで導いて駐在所へと回した。
そこの机の上にはコンピュータが置かれている。
ところが、瀧見にはコンピュータがなかったのでスリベリルはもちろん、私も使い方が分からない。コンピュータという名前も外店の雑誌に書いてあったから知っていただけで内容は知らないのだ。
それをよく見ていればそのコンピュータには文字が書かれている。
この駐在所の二階はあなた方の住居としてお使いください。
給金は毎日3万牢支払います。
行動の制限はございません。
助けを求められれば駆けつけてください。
他に聞きたいことがあれば、このPCに登録されている番号にメールをください。
治安維持とこちらから頼む力仕事をこなしていただければ結構です。
これからよろしくお願いします。
文字はそこで途切れている。それを読んで私は二階を漁ってみたが、特に面白いものはなかった。
読んでいただきありがとうございます!!!!!!!!
あたままわらなーーーい




