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せめて働きたい

私が室内に入るとすぐに、奥にいた倉崎が私の方を見て言った。

「大荷物ですね、おつかれさまです。本当はあと1時間後にその行動を見せていただければ完璧だったのですが、欲は言わないでおきますね。まぁ早い時間のお昼も一興でしょう。」

そして彼はそのまま私の方に近づいて片方のバッグを持とうと、手を伸ばした。なので私は軽そうな方をするりと降ろして差し出した。倉崎はそのバッグを右手で取る。途端に右側からガクンと腰が落ちた。

彼はバッグから手を放し、私の方をじっと見た。

重かったのだろう。まだ彼は何も言わずに私の方を見ている。

私は降ろしたバッグを持ちなおして言った。

「どちらへ置けば?」

「中央のテーブルで。」

その後、倉崎が部署内の人間全員に仕事の中断と昼飯の時間を伝えた。応じて皆が中央に集まり、「どれを食べればいい?」と聞いた。私はその質問へ相応に答えた。

そして食べ終わったころに、一度離れたそれぞれが私の方へ近づき口々に50点,30点,71点,50点,50点と点数を述べた。満点がいくつか知らないが、その結果にあまり成功した気はしなかった。


私は一息ついて、ホワイトボードを見た。そこには[隊焚(たいやく)との輸出入相談with EK]と書いてあった。隊焚は隣国であるが、当然私は行ったことがない。

そのままボードをぼんやりと眺めていると突然右から声が聞こえた。

「おっ、見たねぇ~?じゃあ早速行こっか、善は急げだよ?」

そしてそれと同時に私の右肩が叩かれる。修復部署でやったところだ!そう思った時には目の前は重そうな会議の場であった。

すぐに隣にいた女性と私が座った。途端に奥の人間が話した。

「瀧見の使いの方々、今回の定例会議の内容ですがとりあえず前回と同じものをこちらが輸出する形で大丈夫ですか?その分放送はお願いします。あなた方のおかげで暴徒は少なくなってきております。本当にありがたいばかりで。」

その言葉に彼女は返した。

「こちらもあれだけの金額を出していただいてとても助かっております。見ての通り国益はこれしかなく、財政は苦しくなる一方ですので、お互い協力しあってがんばりましょう。」

その言葉には〆の一言で会議を終わらせようという気が駄々洩れであった。みすみす逃すつもりはない隊焚は釣り針を投げた。

「カラオケ、という施設を導入していただくのはいかがでしょうか。私達の国特有の文化なのですが、広める機会がないのです。そこでそちらに3店置き、その収益の3割をそちらに。悪くはない話でしょう?」

カラオケというのは歌うための防音設備がある店のことらしい、個人的に文化として気になっていたものの一つだ。私ならば即決していただろう。そのことで私が目を輝かせてその男の方を見ていると、彼女は私に言ってきた。

「カラオケって楽しいの?」

私は頷いた。すると彼女は堂々と宣言した。

「乗りましょう。契約書はありますか?」

その発言によって、すぐに一枚の紙が渡された。彼女はその紙を入念に読み、質問をした。

「正義の人間を2名常駐、とは一体何の目的でしょうか。」

それに対し、男は言葉巧みにその意義を説明していたが、力仕事のためということしか伝わらなかった。

結局その議案は持ち帰りということになり、私はというと隊焚を観光できず部署に帰されてしまった。

読んでいただきありがとうございます!!


結末が思いつかないのでつぎから文字数2倍くらいにします、ご勘弁。

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