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赤い花の木  作者: 一橋冬
6/7

悲しみ

「どういうこと?」

王子にそう言われたリアは、涙をぽろぽろ零しながら聞きます。

リアは、自分が既に王子と結婚していると思っていたのです。


「さっきも言っただろう?他に結婚したい人がいるんだ。」

いつもと変わらない王子の笑顔。

けれど、何かが違いました。


「私のこと、嫌いだった?」

王子には、何を言ってもどうしようもないと感じたリア。

でも、これだけは聞きたかったのです。


「好きだったよ、一応。」 

たった一言、王子は言いました。 

それっきり、リアは黙り込んでしまいました。



「お話は終わりましたか?」

美しい女性が入ってきました。

セユンです。


「ああ、セユン。」

王子はセユンに笑いかけると、リアの方を向きました。


「セユンこそ、本当に結婚したい相手だったんだ。君の教育係として能力を見てもらっていたけれど、君には才能がない。」


リアは水晶の森に捨てられました。

迷いやすい森だからです。



一方で、おばあちゃんの方でも悲しいことが起こっていました。

近くの村に育てていた子供達を奪われ、子供達は戻ってきません。

そして、「龍を従える魔女」として、家を追い出されてしまったのです。

リアが王を助けたことで貰った宝も、全て取られて。


「私が、何をしたというんだい?」

龍に支えられながら、なんとか歩いていきます。

龍の住処のある、水晶の森に。




次で終わると思います!

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