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報酬の時間と新たなる戦い

ガイモン公爵を除いた仁と国王と貴族たちは謁見の間に戻ると報酬の話に戻すとカークスは「さて邪魔が


入ったが褒美の話に戻そうできれば国に使えてもらいたいのが本音ではあるがそれはやめようでだジェイ


コルギルドマスターのお主に聞きたいのだが冒険者がオークキングならびにジェネラル2体を討伐した場


合金銭の報酬はいくらだ、」と尋ねるとジェイコルは「討伐報酬がトータルで金貨1万枚てところかの単


純な討伐のみでなそれと素材が8千枚状態にもよるがな」と答えるその答えにカークスはふむとうなずく


と「先に討伐した盗賊の賞金はいくらだ」と尋ねると「あいつらはたしか金貨3百枚だったぞ」とジェイ


コルが答えるとカークスは「ではファルカの冒険者雪田仁おぬしへの国からの報酬はまず金貨一万八千三


百枚それと我が国エクスタリアが身分を証明する四聖獣が描かれた紋章を授けよう」と言ってカークスが


右手を上げると


脇に控えていた文官二人が袋につめた金貨と紋章を持って現れるそしてまずは金貨を手渡し、もう一人の


文官が仁の胸元に紋章を着けると「この紋章に恥じぬ功績をこれからも期待します、それと盗賊の捕縛に


協力していただきありがとうございますこれで亡くなった父に報告ができます」そう言ってその文官は奥


へ下がる仁がジェイコルを見ると「今の文官父親も盗賊の犠牲者なんだお前にはお前が思っている以上の


人々が感謝しておる」と微笑みながら答えるうなずきながらカークスも「お主に褒美を与えると決まった


ときに今の文官たちが自ら名乗り出たのだがよほど無念に思っていたのであろうそれを晴らしてくれたお


ぬしに対して感謝の言葉を自分の口から伝えたかったのだろう」


褒美の授与が終わりカークスに一礼してから退室すると外でアルバートが待っているので一礼してから通


り過ぎようとするとアルバートが呼び止める「念のために言っておくと褒美の授与は終わったけどまだ参


加してもらわないといけない行事があるから帰れないからね」そう言って微笑む


仁が「あの何があるんですか?」と聞くとアルバートは満面の笑みを浮かべると「王都の目抜き通りを君


とジェイコルおじさんとリンダたちのパーティーで凱旋してもらうよとくにジェイコルおじさんいつもい


つの間にかいなくなっているんですから今回は参加してもらいますからね国王様からも逃がさないように


言われてますから」


そう言ってその場から消えようとしていたジェイコルに釘をさす


そして翌日の昼下がり到着したリンダたちのパーティーとジェイコルならびに仁を乗せた山車はゆっくり


と王都の正門から目抜き通りを抜け王城前の広場にたどり着いた広場には大勢の市民が詰め掛け国王の登


場を待つカークスが王城のテラスに現れると市民の歓声が上がるカークスはその歓声を静めると「今日は


よく集まってくれたみなも知ってのとおりファルカの町周辺に盗賊が出没し市民の皆の中には大切な家族


を失った者もいること悲しく思うがそれも終わった盗賊は捕縛され刑の執行を待つ身になったところを今


度は暴食のオークキングがファルカへ侵攻を始めると言う事態が起こったこの時も冒険者に被害が出たた


め家族を失った者もいるだろうさてここに集まった市民の皆の中にはもう知っている者も多いと思う盗賊


を捕縛したファルカの冒険者パーティー盗賊の天敵ロバーズキラーの二つ名を持つ彼らに感謝を」と言う


と市民の間から感謝の声が響くカークスは満足そうに微笑むと「続いてはファルカの冒険者たちを率いて


ファルカに迫る暴食のオークキングの軍勢を足止めしたギルドマスタージェイコルに感謝を」と言うと市


民の間から感謝の声が響くカークスは同じく満足そうに微笑むと「最後に先の彼らを助け盗賊の捕縛なら


びに2体のジェネラルを単独討伐しかも我々と同じ人間に対して憎悪に染まり魂をも焦がしたオークキン


グをその拳ひとつで昇天させたファルカの冒険者にしてバード達も歌うファルカの英雄雪田仁に感謝を」


と言った途端だった広場に詰め掛けた市民が感謝の声一色そまり仁を称えて歓声を上げるだが悲しきこと


も伝えなければならぬとカークスはそれまでと表情を一変させると「このめでたき日につらいことも伝え


なければならぬことを心苦しく思うだが皆に知って貰わなければならぬ事が一つあるそれはかの暴食の


オークキングの軍勢は我等のよき隣人であるオーク人達が非道な実験によって変化させられた者達であっ


たこれはオークキングが雪田仁に残した遺言であり自分達を最後の被害者にしてくれとの願いだ彼らは自


分達の命が残りわずかであることに気づき自分達の思いを我等に託したのだ自分達の仇をとってくれとそ


して昨日彼らの仇である組織のメンバーにたどり着いた。」


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