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盗賊討伐と最初の町ファルカ到着

2

仁は異世界に降り立ったそしてまずしたことはといえば転移中騒がしかった3種の神器指輪・腕輪・ベルトを身につけることだった。


「さあつけたぞこれでいいか?」


「やっとつけてくれた」と指輪


「よかった」と腕輪


「これで主は安全」とベルト


「それで君らはなんでおれを主に選んだんだい」と尋ねたとたん目の前に3人の子供が現れた3人は跪くと


「我らはその3種の神器に宿る精霊です」


「まずはそのままステータスをご確認ください」


そういうのでステータスを確認すると先ほどは無かったスキルがついていた


「なんだいこの英雄ヒーロー顕現とその行動は邪悪を打ち破ると英雄ヒーローは死せずてのは?」


「それこそがあなたを主に選んだ最大の理由ですその固有スキルを最大限に生かせるお方はあなたしかい

ません」


英雄ヒーロー顕現は主の思い描くヒーローの力をその身まとわせ」


「その行動は邪悪を打ち破るは正しき者に勇気と力を与え悪しき者のちからをうばい」


英雄ヒーローは死せずは正しき者のHPを0にさせないいわば不死を与える」


「この力でこの世界にあふれる悪を正しましょう」


「ちょっと待て向こうじゃ死ぬまでろくに武道どころか喧嘩もしていなかった俺にそんなことができるわけ」


「確かにあちらでは大きすぎる主の力は制限がかかってましたからね精神力も含めて平和主義だったのも


うなずけますしかしこちらではその制限も無いですしだからこそのあのスキルの数だったんです」


「主にはその力があるんです試しといってはなんですが近くで助け求める人たちがいるようです」


「主よその人たちを救いませんか?」


そういうと同時に仁の目の前に数人男女が現れそれを追うように見るからに柄の悪い男たちが現れそして


男たちのリーダーが仁を一瞥してにやりと笑うと「なんてついてる日だ獲物が増えたぜようにいちゃん命


が惜しかったら身につけているその高そうな指輪と腕輪とベルトをこっちによこしなそうしたら命はたすけてやるぜ」


「やめるんだこいつの言葉を信じるなこいつはそう言って信じた人々を殺してきた盗賊だ君だけでも逃げてくれ」


その言葉に仁の心は決まったそして大きく息を吸うと「誰が誰を殺すって俺がほんのちょっと意識を向け


ただけで身動き一つできないてめえらがおかしくて笑っちまいそうだ」


「死にてえようだなならてめえから殺してやるよ」そう言って盗賊の男は体を動かそうとするが指一本動


かないそれどころか徐々に仁から逃げたい欲望がわいてくるそれならと手下に目配せするが手下も動けな


いそうこうしてるうちに仁にやすやすと接近を許してしまう


仁はこぶしを軽く握ると「お前に殺された人々の痛みだうけとれ」と言って盗賊の男の腹に拳を見た目軽


く当てたそう見た目はだが身体強化と体術の両方の極みの効果によりその威力は大型ダンプをぶつけた力


に跳ね上がり最初は笑っていた盗賊の男を地面にのたうち回らせたこの男にとって悲劇だったのは痛みの


ために失神することができなかったことだろう


仁は「今のうちだ全員ぶちのめせ恐れることは無いこいつらはのた打ち回ってるやつより格下だあんたら


でも十分ぶちのめしてとらえれるおちついてやっちまえ」と盗賊たちに追われてきた五人の男女に声をか


けると五人男女はうなずきあうと次々に残った盗賊たちをぶちのめし捕らえていった。


すべてを取り押さえると五人男女たちから歓声が上げると仁にその中の一人が近づいてくるなり頭を下げ


「ありがとう君のおかげでうちのパーティーは全員無事だ礼を言わせてもらう私はこのパーティーのリー


ダーでフォートレスのリンダ冒険者をやっているできれば恩人の名前を聞かせてくれないか?」


「俺は雪田仁家宝を手に冒険者になりに故郷から来た者だクラスとかまだ得ていない」


「なんだって冒険者でもなければクラスも得ていないのにあの実力とはいえそんな高そうな家宝を持って


一人旅なんて危険なのではないのか?」


「大丈夫なんだこれがこいつは先祖が神様に褒美としてもらった物でうちの血筋の者にしか触れないし使


えない悪党なんかは近づくだけで身動きが取れなくなる効果はさっきのとうりだ」


「確かにあれだけの盗賊達を身動き一つできなくさせるすごい効き目だそれにあの実力確かに安全だこれ


はまいった悪党どもの天敵・ロバーズキラーの二つ名を持つ私達を一人でこなせないか君は?」


「いやいや俺はまだ体術一辺倒で魔術のたぐいは故郷にいた魔術師の爺さんから手ほどき受けてたんだが


まだうまく発動できたためしがないんだ爺さんいわく自分が知るすべての魔術の契約はできたんだからあ


とは俺の覚悟しだいだそうだ拳でぶん殴るときと違ってなんか躊躇が感じられるそうだそれさえ吹っ切れ


れば使えるそうなんだけどね」


「なるほどしかしいまでもかなりの実力なのに魔術まで使えるようになったら手がつけられんようになる


どうかわれわれと敵対しないように願いたいものだ」


「大丈夫だろ俺が爺さんや親父から聞いた冒険者てのは基本善人て話だし」と言う仁の言葉にリンダは頭


を抱えると「耳が痛い話だ先達が息子にそう話しておられるのに今の連中ときたら」と言って落ち込む


「そうね確かに基本善人と言えればいいんだけどリンダの仲間でマジシャンのコルアであっちのおっきい


のがバーサーカーで最年長のベルトで向こうのエルフがアーチャーのジルでそっちのドワーフがハイプ


リーストのギドこれで全員よろしくね」と手を出すその手を握って仁は「こちらこそよろしく先輩」と返


すのでコルアは首を傾げて「先輩ってまさか冒険者じゃないのあの実力で」と驚いて声を上げると「彼は


冒険者志望の一般人だまだなしかもクラスの選定すら受けていないそうでしかもコルア将来お前と同クラ


スになるかもしれん故郷で指導を受けた魔術師の記憶する魔術をすべて契約できたそうだからな」


「うそでしょそんな近接も可能なマジシャンなんて伝説のあのお方ぐらいよ」


「あのお方って誰なんだ?」


「百年前魔獣の氾濫が起きた際あわてる各国の王をおちつかせ自ら先頭に立ち魔獣を討伐した英雄アレイ


スター・クローリー様よ伝説では剣を使われていたようだけど」


「まあそれはさておいてそれでリンダどうする恩人が冒険者志望なら一緒に町まで行って我々が保証人


なってやったら登録の手間も省けるし町への入るのもスムーズだと思うんだが?」と近づいてきたベルト


が提案するリンダはうなずきかけるが「それだけだと足りないはねあとそうねこいつ等の賞金のうち半分


持っていってあなたのおかげでこいつ等を捕らえられたのだから拒否は許さないからいいわね先輩として


後輩に助けられて賞金全部受け取るなんてかっこつかないのよ」


「でもこいつ等どうやって運ぶんだ馬車か何かあるのか?」


「なにここは町の近くなのよこいつらを捕らえたら信号を上げれば迎えが来る手はずになってるのよ」


そう言ってリンダは懐から小さな笛を出すとそれを吹き鳴らす


「これはマジックアイテムでね町においてある本体と共鳴するんだであとはこれ自体も発信しててそれを


たよりに来てくれるってわけなんだ」


それからほどなくして騎馬隊と馬車からなる一団が到着したのだがそのうちの二人の騎士が馬から降りる


なり「コルア無茶はおまえがとめるようにいってあったはずだが?」「リンダ無茶な依頼はリーダーとし


て受けないんじゃなかったのか?」と怒鳴り声を上げる言われたコルア・リンダの両名は顔を青くしてう


つむくしかしそれで許す二人の騎士達ではなく二人をにらみつけるあわてて仁が「すまないがとりあえず


勘弁してやってくれないか助けた人間として居心地よくないんだ」ととりなすと「おぬしがこいつに手を


貸してくれたのか兄として礼を言わせてくれまったくリンダときたら女としてフォートレスのクラスを得


たことは見事だが戦術面において未熟なので依頼を選ぶようにいってあったんだが町の近辺にまで盗賊共


がのさばりだした上犠牲者が出てしまったのに我々の動きが鈍いのに業を煮やしたのはわかるが私もコル


アの兄で俺の親友も心配してたんだまったく」とリンダの兄


「ああそうだしかもコルアはマジシャン一番冷静に判断して止めるべきところはとめなきゃならん立場だ


一緒になって無茶してどうするんだ」とコルアの兄


その言葉にますます小さくなる二人の姿に仁はもう一度まあまあと二人の兄をなだめていると部下の騎士


が盗賊達を護送用の馬車に乗せ終えたと報告に来た。


「そうかとりあえず町に戻るとするか念のため言っておくが今回の無茶については親父たちもかんかんに


怒っているから覚悟しておくんだな二人とも」とリンダの兄が止めを刺して出発した。


町までは整地された道をあるいてしばらくしたら到着したのだが仁は町の入り口にある門の美しさに声も


出なかった大理石のような白い石材に丁寧に彫りこまれた花や動物たちそれがいやみを感じさせること無


く調和しているまるで満開の花畑で動物たち戯れているようだと仁は思っていた。


その姿にリンダ微笑むと「ようこそ私たちの町ファルカへ」と言って仁の手を握ると町の中へいざなった。





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