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王宮料理人の気づいていない病

料理人が抱えた病とは?

10


王妃に呼ばれた料理人が王妃と仁の前に走ってやってくるそして王妃と仁に一礼すると「王妃様お呼びと


のことで参りましたなにか?」と主人である王妃に尋ねる


「ストレートに聞きますあなた今体調を崩していないかしら」と王妃は王宮料理人に尋ねる唐突な質問に


戸惑ったのだが料理人は「いや、確かにいつもよりは疲れていますが体調を崩してはいませんが私の料理


に何か異常でもあったのでしょうか?」と返答する、一連の流れを脇で聞いていた仁は「ちょっと失礼し


ます」そう言って料理人に鑑定をかけるそして状態を探すと思ったとうり極疲労状態と初期の風邪がつい


ていた


「王妃様やはりありますねしかも両方よく普通にしていられるものですねこの体調で」と言うと「あのも


しかして今のは?」と仁に聞いてくるので「ええごくごく普通の鑑定ですよ王妃様から鑑定で状態異常も


見られるって聞いたのでかけてみたんですそれで分かればあなたを首にさせずにすむと思って」


「あなたが意図してやったのならば罰しなければならずあなたを問答無用で首にするしかなかったんだけ


ど仁君が「「鑑定で状態異常って見られませんか?」」って聞いてくれたおかげで選択肢がふえたのよ感


謝しなさいよ彼に「「昨日極上の晩餐を作った人がメニュー変更を命じられたからって意図的にやったと


は思えない必ず理由があるはず」」ですって彼は始めて会ったあなたの腕と料理人としての誇りを信じ


た、あなたはどうする無理をして彼の気持ちを無にするそれとも正直に言って休みを取るかしら?」


この王妃の言葉に泣き崩れる料理人そして王妃に尋ねる「王妃様教えてください私は自分の料理におかし


さを感じることができませんでした、私の料理を愛してくれる方々にそんな不出来な料理を出してしまっ


たのでしょうか?」


王妃は微笑むと「安心なさいそれに気づいたのは仁君と私だけ家の人なんかうまいうまい言いながら食べ


てたからまったく気づいてないわだからあとはあなたがきちんと休むと約束すれば丸く収まるのよ」と


言って料理人を安心させるだが料理人は「しかし私が休むと王宮の調理場が滞ってしまいますなので今ま


で黙っていた訳で」と言って頭を抱える


「あのそれならひとつ手がないわけではないですけど」と仁が手を上げる王妃と料理人が仁に目を向けると


「俺の師匠のオリジナル魔法に 疲労リカバリー ってのがあってそれを使えば今はしのげるかとただしい


ままでの発動率が50%きる魔法なのと使うたびに回復率が悪くなる魔法なので多用はできないので」


「つまりもし同じようなことが起こったら助けられないだから」


「はいもしを考えて調理場が滞らない用意していただけますか?」


「はい必ず実行します」料理人のその返答に頷くと仁は目を瞑り頭の中に思い描く魔法を感じるままに言


葉にして発動する「生命と肉体を司る水と大地の精霊よ彼の者に極限までたまりし疲れを洗い流せ疲労リ


カバリー 」仁が詠唱を終えると同時に料理人の体を暖かな光が包むそして体か黒い煙が立ち上る黒い煙


と光が消えると料理人は歓喜の声を上げる「すごい体中に感じていたあの重さが体の動きを邪魔する窮屈


さが無い


感覚が冴え渡っているありがとうございます仁様あなたのおかげで私は職責を汚さずにすみます」


料理人は仁の手を握って感謝する


「くれぐれも言っておきますが」


「ええ分かっています今の間に準備を済ませて後は任せて休むことにします」


そう言って料理人は王妃と仁に深々と頭を下げると自分の戦場へと戻っていった。


それを見送る王妃は「これで少しは部下に任せるようになってくれればいいんだけど」


と少し心配げに言うと仁は「次は首だって王妃様から注意されたんですから大丈夫ですよ」と言ってほほ


えんだ。





さて料理人が抱えた本当の病が任せられない生真面目さだと予想できた人いましたかね

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