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プローローグ

ここは天界アマテラスの神域


「暇ね地球は安定期に入っちゃてるし何か起こらないかしらだめねそんなこと言っちゃ人間には上位の知


的生命体に進化してもらわないといけないんだからでもやっぱり暇ね」と呟いているところに

ヘパイストスが現れる


「アマテラスおるかああいたいた」とアマテラスを見つけて微笑む「ヘパイストスではないですかどうし


たんですか?」とアマテラスが尋ねると


「じつはな急に何か不吉な気配を感じたのと同時にこの神器が頭に浮かんだのじゃしかもこいつはおそら


く人間に授けるべきものさらに言えばおぬしの守護する日本から異世界に旅立つ若者に持たせるものじゃ


なのでこいつはお前に預ける」と言って指輪・腕輪・ベルトの三点を置いていった。


それから一週間後


慌てふためきながら天使がアマテラスの神域に入ってくる「天照様天照様大変ですこのままでは地球を


救った若者が消滅してしまいます」と叫ぶ「落ち着きなさい地球は安定期に入って長期観測でも無事だっ


たはずですそれがなぜその若者がわが身をなげうたなければならない状況になったのか説明なさい」と尋ねると

「ではご説明しますと地球人類に進化を促す功績を残す予定者達が事件に巻き込まれその犯人によって殺


害の危機に陥りましたしかもその場にはその状況を覆しうる人物は私達の観測データーではおらず地球人


類の進化は遅れると覚悟したそのときその若者が立ち上がり自分の負傷も省みず犯人を撃退事件による予


定者の死傷者ゼロでしたがその若者は負傷が元で死亡しました、しかし彼はまだ死亡予定ではなかったた


め英雄的行為者に与えられる転生が受けられませんのでこのままでは消滅を待つしかありません」とそこ


まで言って天使は泣きながら言葉を続ける


「天照様、この若者に転生の機会を与えてくださいお願いします」とそこまで言って頭を下げた。


「規則は守らねばなりません例外的な転生は許されないでしょう」と言う天照の言葉に天使は大粒の涙を


ぽたぽたと落とすが続けられた言葉に耳を疑った。


「転生は無理ですが異世界で新たな人生を送らせてあげることは可能です」


「へそれってもしかして」


「そう異世界で生き返って生きるということですまだ若い世界ならば受け入れてくれるところがあるかも


しれません急いで探しなさい今の若者を助けたいならばそれと異世界に行く前にここへ招くようにいいで


すね」


「わかりました天照様ありがとうございます」


そう言って天使は神域を飛び出していく天照は微笑みながら

「そんな若者を見捨てるなんて思われているのかしらそんなわけないじゃないのまったくもうあれでもも


しかしてあの神器ってまあ本人が来たらひきあわせてみましょう」と天照は呟いた。


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