2ピース目
長い間更新できずに申し訳ありません。って、別に楽しみにしてくれている読者もいないか(苦笑)
だがしかし、もし、も・し・も万が一、見てくれている人が居るのならば・・・いや、まじすいませんっした!
ざわざわ・・・
俺は約束通りにクラスの人間と夕飯を食いに来た。場所は焼肉屋だ。実を言うと、少しばかり遅刻してしまったのだが皆は俺の遅れを気に
する素振りもなく目の前の馳走に舌鼓を打っている。
少し場違いか?とも思ったが現場まで行った手前、帰るわけにもいかず声をかけた。
紫央「よう。遅くなってすまんな」
男A「もうお前の食うモンないぞー!」
男B「そうそう!おっそいかんなー」
悪態をつきつつも肉を俺に差し出す彼等はどこか幼く見えた。そんな彼等を見て、内なる父性本能が燻られたのか俺
は少し微笑んだ。
女A「て言うか、紫央の席ないじゃん!ねー誰かー?空いてるところないー?」
男A「おーう、こっち詰めてやるから無理矢理に座れよ!」
女A「ただでさえ暑いのにこれ以上に暑苦しいものを見ろっての?勘弁してよね!絶対無理!」
彼女は早口でそう言い終えるとまた席を探しだした。が、その矢先
女B「あ、こっち座ればー?空いてるよー!」
鶴の一声とはこのことなのか、ジャストタイミングでその声は上がった。
紫央「あぁ、サンキュな。」
そう言い、笑顔を見せたがその2秒後に笑顔は崩落した。何故ならその席はクラス内カップル専用席さながらであった
からだ。
男C&女C「ヤッホー」
紫央「お、おう・・・」
カップルというのは熟成されればここまでシンクロできるものなのかと度肝を抜かれた。こいつらならシンジくんと
アスカのユニゾンを超えられるだろうと確信した。
女B「何ニヤニヤしてんの・・・?」
おっとそんな事を考えているとやはり顔がにやけてしまうようで、まるで足の生えた魚を見るような目で見られた。
紫央「・・・いや、なんでもない」
短く端的にアンサーだけを言って俺は飯を食い始めた・・・。
・・・1時間後・・・
紫央「・・・おえぇ、もう無理・・・」
男A&男B「」
・・・どうやらAとBは逝ってしまわれたようだ。お前たちのことは忘れないよ・・・多分。
やはり男は皆考えることは同じようで<食べ放題=元を取ろう>という一種の方程式があるようだ。
故に皆腹が文字通り爆発しそうなほど食うのだろう。
女A「それじゃあお会計しよっかー」
彼女はそう言い、事前に回収していた金を持ちレジへと向かった。見るに堪えない姿を晒している男どもは彼女など
に支えられながら退店していく。
全く、リア充め・・・ロードローラーに潰されて死んでしまえばいいのに。
そんな邪な考えを胸に外へと自分も繰り出した。まだ始まったばかりの夏の空には大きな三角形が雲間から顔を覗かせていた。
所詮小説とかラノベとか漫画って作者の妄想じゃないですか?展開とかも全て作者の気分や匙加減次第・・・。
つまり僕が何を言いたいかというと、無論僕の作品も妄想の産物なので無茶苦茶になったりするとは思いますが皆さん温かい目で見守って下さい!ということです。