犬との関わり
前回、猫について書きました。
今回は犬について書こうと思います。
そもそも幼い頃から動物が好きでした。
虫も平気で触っていました。
そんな私ですが、唯一、犬だけは苦手なのです。
話はまだ私が幼稚園児だった頃に遡ります。
近所に大きな犬を飼っている御家庭がありました。
そこの家の娘さんとよく一緒に、彼女の家の庭で遊んでいました。
庭には犬が繋がれていました。
その犬は家族以外には狂ったように吠えかかるので、私はいつも犬に近づかないようにしていました。
とても怖かったのです。
そんなある日、庭で彼女と遊んでいたのですが、何を思ったのか、私は
「庭を一周して戻ってくるね」
と彼女に告げて、走り出しました。
走って行った先に犬小屋があり、犬が外に出ていました。
私はビックリして足を滑らせて転んでしまいました。
私の背中に犬がのしかかりました。
そこからどうやって助けてもらったのかは記憶にありません。
気が付くと病院にいました。
背中を治療してもらっていました。
それ以来、犬が苦手になりました。
どんなに小さな可愛らしい犬であっても、傍を通る時は体が硬くなります。
吠えられたら身動きできなくなります。
ずっとトラウマになってしまっていました。
そんな私を救ってくれたのが息子でした。
息子も動物が大好きで、小学生の時の夏休みに、子犬の世話をしようという市のイベントに一緒に参加しました。
子犬をシャンプーしたり、餌をやったり、散歩させたりして触れ合っている内に、子犬がだんだん可愛くなってきました。
息子と一緒に参加した事によって、私も落ち着いて犬と触れ合う事が出来たのだと思います。
それ以来、少しずつですが、犬を散歩させている方の傍を通る時に、体を硬くさせる事が減っていきました。
飼い主さんと一緒にならば、犬に触ることも出来るようになりました。
ただ、しつけをちゃんとされていないような犬やすぐに吠える犬は、まだ怖くて仕方がありません。
出来るだけ遠くを歩いてやり過ごすようにしています。
犬自体は嫌いではないのです。
犬に罪はありませんもの。
要は飼い主さんが、ちゃんと犬をしつけてくださればいいのになあと思います。
それだけなのです。