妹にゲームに誘われたりする
始めまして、狐巫女です。受験生が息抜きを兼ねて書いた小説なので色々おかしい部分があったりしますがご了承ください。では、どうぞ
※職業レベルと種族レベルを追加しました。
銃→銃術に変更しました。
8月1日
「暇だなぁ~~・・・・」
学校も夏休みに入り部活に入っていないわたし、月夜奏は学校の課題も全て終わらせてしまいやることがなくただ自分の部屋でゴロゴロしていた。そうしていたら
コンコン ガチャ
「お姉ちゃ~ん入るよ~」
「な~に~かえちゃん」
「お姉ちゃん、やることなくて暇なら私と一諸にあそばない??」
月夜楓わたしの妹でわたしとは違い、活発で外で遊ぶことが大好きな愛しい妹がわたしを遊びに誘うとは珍しい。いや、珍しいわけではないのだけどわたしは運動が嫌いなので誘われてもあまり遊ぶことができないのだ。
「遊びって~? わたし動くのはや~よ~」
「ふっふっふ」
「???」
「じゃじゃーん『Оriginal Make Оnline』お姉ちゃんゲーム好きでしょう? それに、このゲーム今話題になってるの知って欲しそうにしてたよね?」
「そうだけど~なんでかえちゃんがもってるの~??? それ、もう売り切れててないでしょ~?」
「それはね・・・何を隠そう私βテスターだったんだ!!!」
「えっ! でも~βテストって確か1000人ぐらいしか枠なかったよね~。よくあたったね~。わたしも応募したけど外れちゃったし~」
そう、このゲームテレビのCMやネットで大々的に告知しており、ネットなどでも話題になってβテストの当選者数が1000人なのに対して応募人数が10万人を超えると言う事態になり、持っていることが知られたらまぁ、妬まれるわけで私のクラスでは自慢していた加藤君がその後ボコボコにされていた。
「いやぁ~送ってみたら当たっちゃってさぁ~」
「でも~かえちゃんって時間がないって言ってそこまでゲームしないよね~なんで送ったの~?」
「・・・だってお姉ちゃんゲームじゃないとあんまり遊んでくれないじゃない? だからβテストの成績上位者がもらえる正式サービスの招待券がもらえるようにすっごく頑張ってやったのそしたら、10位くらいで入れたから招待券2枚もらってきたから、颯も誘って一緒にやろっお姉ちゃん♪ ・・だ め・・・かな・・・・?」
かえちゃんがうるうるした瞳で上目遣いで見つめてくる。
そんな風にお願いされて妹を溺愛している私が断れるはずもなく、
「もちろん! いいに決まってるよ~」
そう言うとかえちゃんが
「やった!! お姉ちゃん大好き!!」
と言いながら抱きついてきたのでそれを受け止めて抱きしめる
「でも~はーくん、もう持ってるって言ってたよ~」
「えっ、ほんと?」
「ほんとほんと~」
「えーーじゃあどうしようかな、あっそうだ、雫さん誘ってみたら?」
「しーちゃん? 誘っていいの?」
「うん。使わないともったいないし」
「かえちゃんの友達は~? いいの~?」
「うん」
「じゃあ、誘ってみる~」
そう言ってわたしは『Оriginal Make Оnline』を受け取る。
「じゃあ、サービス開始は明日の12時からだからそれまでにキャラメイキングとかすまておいてねお姉ちゃん」
「わかった~」
そう言うとかえちゃんが部屋を出て行く。ドアがしまったあと私はケータイをとりだしてしーちゃんに電話をかける。何コールかしたあとに、
『もしもし、奏? どうしたの? 何かあった?』
「しーちゃん~、あのね~かえちゃんがね~『Оriginal Make Оnline』のβテスターだったらしくて~わたしとはーくんの分をとってきてくれたっぽいんだけど~、はーくんが、もう持ってるの知らなかったぽくて~、使わないのももったいないから~代わりにしーちゃんを~誘ってって~」
『そうなの。ありがたく使わせて貰うわ。じゃあ、今から取りに行くけどいいかしら?』
「本当~! ありがと~」
『いいのよ。私もやりたかったもの。買いに行った時にはもう売り切れてたのよ。だから、私の方こそありがたいわ。じゃあ切るわね。』
「うん。早く来てね~」
『ええ。わかっているわよ。』
「ばいば~い」
電話が切れた。
~数分後~
ピンポーン
「はいは~い」
ガチャ
「おじゃまします」
「いらっしゃ~い。あがって~」
「お姉ちゃん? 誰来たの? って雫さん! お久しぶりです、元気ですか? いつもお姉ちゃんがお世話になってます」
「ええ、久しぶりね。奏のことはいいのよ。誰かが見てないと何しだすかわからないから」
「何か~失礼なことを言われたような気がする~」
「あら、本当のことじゃない。つい最近だって、私がトイレ行っている間にどこにもいかないように言っておいたのに、戻ってみたらどこにもいなくて周りを探していたら、木に登って降りられなくなた猫を降ろしてあげようとして自分も登ったのはいいものの、一緒になって降りられなくなっていたのはどこの誰かしら?」
「えへへ~わたしで~す」
「お姉ちゃん・・・」
かえちゃんが冷たい目でわたしのことを見る。
「まぁ、それはさて置き奏、部屋に行くわよ」
「は~い」
「じゃあ、私後で飲み物持って行きますね」
「ええ、助かるわ。それにゲームのこともありがとう」
雫がお礼を言う。
「いいえ、偶然ですし。お礼を言われることの程では」
「でも、助かったのは事実だわ。ありがとう、なにか私に出来ることはある?」
「じゃあ、ゲームの中でもお姉ちゃんおことお願いできますか?」
「もちろん」
「なら、それでお願いします」
「わかったわ」
「話終わった~?」
「ええ、終わったわ、待たせちゃった?」
「ううん~」
「なら行きましょう」
そう言って私のことを押していく。部屋に着いてテーブルに向かい合って座ると
「はいしーちゃん、これゲーム」
かえちゃんにもらったうちの1つをしーちゃんに渡す
「ありがとう、これもうキャラメイクできるのよね?」
「うん~明日の12時までにキャラメイクは済ませといてだって~」
「じゃあ、もう始める?」
「うん~やる~でも~ベット1つしかないよ~? いいの~?」
「別につめれば入るでしょ、狭くてもいいわよ」
そう言ってベットに入ってくる
「わ~いしーちゃーん」
「はいはい、わかったからはじめるわよ」
「りょ~か~い」
VRギアをかぶり、二人で
「「ダイブ・スタート!!」」
と唱えるすると視界が暗くなっていきしだいに明るくなってゆく、目を開けるとそこには広大な草原が広がっていた。そして目の前には、小さな妖精らしき女の子が浮いていた。
『ようこそ、Оriginal Make Оnlineへ!!! 私は、ОMОの案内役の『ユイ』といいます。サービス開始は明日の正午からとなります。現在はキャラクターメイキングしか利用することができませんが、キャラクターメイキングを始めますか?』
ユイちゃんがそう聞いてくる
「うん」
『分かりました。では、キャラクターメイキングに映らせていただきます。最初にプレイヤーネームを教えてください。』
わたしの前に名前を打ち込むためのキーボードがでてきた。
「カナデっと」
キーボードに『カナデ』と打ち込み決定ボタンを押す。
『カナデ様でよろしいですか? 一度決めると変更することができません。それでもよろしいですか?』
「うん」
『それでは、次に種族を決めてください。』
目の前にウィンドウが表示され、その中に10種類ほどの種族が表示されている。
人間族_ヒューマン 獣人族_ビースト 森人族_エルフ
精霊族_エレメンタル 小人族_ドワーフ 天使族_エンジェル
魔人族_デーモン 竜人族_ドラゴニュート 天翼族_ウィンダル
魚人族_セイレーン
「ビーストで」
わたしが獣人族_ビーストのところを押すとさらに選択肢がでてきた
獣人族_ビースト・・・・・・犬族 猫族 兎族 狼族
狐族 虎族 獅子族 熊族
蛇族etc,,,
「孤族にして~」
『獣人族_孤族でよろしいですか?」
「うん」
『では次に初期スキルを10個選択してください。』
「え~と生産系のスキルを、調合、鍛冶、料理、採取、鑑定にして~、武器スキルを銃にして~あとは~付与魔法とテイミングと索敵、身体能力上昇でいっかな~」
『決まりましたか?』
「うん」
『では初期スキルは、調合・鍛冶・料理・採取・鑑定・銃・付与魔法・テイミング・索敵・身体能力上昇でよろしいですね。』
調合は薬草などを使用しポーションなどを製作するスキルで、
鍛冶は武器などを製作するスキル、
料理は料理を作るスキル、
採取は薬草や木などを採取することができるようになるスキル、
鑑定はアイテムの状態やモンスターの情報を知ることができるスキル、
銃は銃が使えるようになり銃を使うときに補正が入るようになるスキル、
付与魔法は自分や味方などに魔法を付与することができるようになるスキル、
テイミングはモンスターをテイムできるようになりスキルレベルが上がれば高位のモンスターもテイムできるようになるスキル、
索敵は自分から半径50m内の中にいるモンスターを察知できるようになりレベルが上がるほど範囲と精度が上がるスキル、
身体能力上昇はステータスに補正がかかるスキルだ。
『次に職業を決めてください』
これは、武器で銃を選択していいるから銃士一択だ。
『銃士でよろしいですか?』
「うん」
『では、最終確認をしてください』
わたしの前にステータスが表示される
カナデ
職業・・・銃士LV1
種族・・・月狐族LV1
HP 15/15
MP 20/20
STR 11
DEF 10
AGI 15
VIT 8
INT 7
DEX 12(+3)
LUK 20(+15)
《スキル》
調合Lv1 鍛冶Lv1 料理Lv1 採取Lv1 鑑定Lv1 銃術Lv1
付与魔法Lv1 テイミングLv1 索敵Lv1 身体能力上昇Lv1
《固有スキル》
月の加護
SP 5
装備
武器 ハンドガン
体防具 布の服
背中防具 なし
手防具 なし
腰防具 なし
足防具 布の服
アクセサリ なし なし なし なし なし なし
アイテム マガジン12発×10
「あれ~種族のところが月孤族になってるけど~これ何~???」
『それは、種族のさらに細かいところの設定をランダムで行ったのでその結果、カナデ様は月狐族になられたようですね。月狐族には固有スキルの《月の加護》があります。《月の加護》はLUK値が上昇します。《月の加護》の詳しい説明は後でご自分で確認してください。ちなみに月狐族は希少種族で一人しかこの種族になることができません。レベルが上がると《種族クエスト》というものが受けられるようになります。このクエストをクリアすると上位種族に進化するので楽しみにしていてください。』
「へ~わかったよ~楽しみにしてるね~わざわざ説明してくれてありがとね~」
『いえいえ、仕事ですので。ではこれでキャラクターメイキングを終了します。明日からОMОをお楽しみください』
ユイちゃんがそう言うと視界が暗くなってゆく。明るくなるとそこにはわたしの部屋の天井が見えていた。
「あ、やっと終わったの奏」
「うん」
「明日がたのしみね。そうだ、落ち合う場所を決めておきましょう」
「う~ん、なんかいい場所ないかな~」
そう言ってネットで情報を探していると
「何か~教会があるみたいだからそこでいいんじゃない~?」
「そうね、それならわかりやすいし迷うこともないでしょうし」
「じゃあ決定で~いい~?」
「ええ、じゃあ私はそろそろ帰るわね。また明日ОMОで」
「ばいばーい」
しーちゃんが帰って
「明日楽しみだな~♪」
読んでくださりありがとうございました。ご指摘等があればよろしくお願いいたします。誤字脱字等があったら報告お願いします。