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無音な奏曲の囚われ人  作者: 邑 紫貴
奏でる曲
1/20

プロローグ


キミは、理解できるだろうか。

音の存在する世界の中で、音が無いのを意識し、囚われたオレを。

キミも味わえばいい。オレの味わった世界を。そう、共に。

無音の奏でるメロディが身に刻まれる。経験したことのない感覚に、何と表現して良いのか言葉を探して惑う、無様なオレを。見つけて欲しい。


無音の奏曲に囚われ、泥濘を望んだオレと共に。


ワタシが知らずに生み出した、無音の世界。目が合ったと、あなたは言うけれど、ワタシは知らない。

アナタの作り出す世界は、無音と、かけ離れている。それは、アナタが一番よく知っている事。

私は孤独を願い、闇を望んで、アナタが提供する世界に浸ったのだから。光を降り注ぐのは止めて。


無音の奏曲に囚われ、泥濘から抜け出せないワタシは解放を望む。



音の無い曲。奏でるのは不明な世界。

一瞬の生み出した世界に囚われ、二度と得られないような偶然に、想いを馳せて。


無音な奏曲の囚われ人


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