母の願い
羅「お父さん、まだそこにいるんでしょ?」
父「…」
羅夢は扉を背もたれにして座った
羅「あのね、私にとって勉強のトップはもう慣れたから気にしてない。でも、ケンカは誰も喜ばない。」
羅夢は一息いれてから
羅「死んだお母さん、あたしがケンカでトップをとって、喜ぶと思う?」
父「…!」
羅「お母さんね、小さい頃のあたしによく、こう言ってたの。」
「パパはケンカがとっても強いの。でも、それはホントのパパじゃないの。」
「ホントのパパはね、と~っても優しいの、ケンカと同じように。」
「ママ、1回パパに助けて貰ったコトがあるの。」
「男の人たちに囲まれて、お金を取られそうになったの。そこにお父さんがやって来て、助けてくれた。それからママとパパは付き合って、結婚した。」
羅「お母さんはね。お父さんにホントの自分、優しいお父さんに戻って欲しいの!!」
羅「お母さんの想い、踏みにじらないようにケンカはしない。でも、助けを求めてる人がいたら、ケンカをしてでも助ける。」
羅「あたしのこの強さは、人を助ける為に使う。だから、さっきも言ったけど、ケンカの事に関しては口出ししないでね。」
父「わっ…分かった」
羅「ヤダっぁ!!お父さん、泣いてんの!?」
父「そうゆうお前こそ泣いてんじゃねぇか。」
羅「泣いてない!!」
二人は泣いて、笑った。
初めて打ち解けあえた。
なんか、ヘンなまとまり方…
とりあえず、ありがとうございました♪
みゃお