狂う歯車
次の日案の定、瑞生はボコボコになって登校した
羅「ゴメン!!私のせいで…瑞生は関係ないのに…」
瑞「もう、いーから謝るなって!」
そうやって、どーこー言い合っているウチに、昨日の二人組みがまたやって来た
???「赤阪羅夢さんよぉ」
???「コイツじゃ弱くて相手になんねーんだけど…」
瑞「オイ!!弱いってなんだ!?弱いって!」
???「雑魚は黙っとけ!!」
(これ以上周りに迷惑はかけたくない…)
羅「分かりました。行けば…いいんですよね?」
瑞「お前!!何考えてるんだよ」
???「やる気になったか…来い!」
羅夢はある倉庫に連れて行かれた
???「総長!!」
総「今日こそは、連れて来たか?」
総「昨日はあんな男連れてきやがって…」
総「やれ!!」
羅夢に向かって大勢のヤンキー(女)たちが向かってきた。
(こんな大勢相手じゃ…瑞生も…)
瑞生の大量の手下共と戦ったとき同様に10秒程度で20人近くのヤンキーたちを気絶させた
総「あんた、やるなー。ウチに入らねーか?」
羅「イヤです!」
羅「あんたの手下、み~んな気絶してる。あははははっ残るはあんただけだよ?どうするの?ふふふっ」
総「気持ちわりぃんだよ!!死ね!!」
羅「よっ」
ボコッ
素早く交わし、総長の顔面にパンチ一発。
総「うっ」
もの凄い形相で走ってくる総長にカウンターキックを一発。
羅「どーしたのー?もー終わりなの?」
羅「ばいばい♪」
フフフ
アハハハハ
羅夢は不気味な笑いを残して立ち去った
瑞「昨日、オレが連れて行かれた所は倉庫だった。」
瑞「そこには大量の女共がいて、オレはそいつらにボコボコにされたんだ。」
ク「じゃぁ、羅夢は…」
瑞「いや、絶対にあり得ない。」
瑠「どうして呑気にそんな事が言えるのよ!?」
瑞「オレと羅夢が戦ったとき、羅夢は本気で勝負してなかったんだよ…」
ク「えっ!?」
瑞「昔は、あいつに一発でも本気で殴られたら、"病院行き"って言われてんだよ…」
ク「病院行き…!」
瑞「だが、オレは病院に行かなかった。って事は…わかるだろ?」
クラスメイトたちも理解したようだ。
羅夢ちゃん…狂いました
"ケンカ"の時だけ…ですよ?