Reason
これは、瑞生たちの勝負が終わった次の日の話です☆
瑞「どーゆーつもりだ!?まだ勝負は終わっちゃぁいねーよ!!」
羅「だ・か・ら!!大村君の勝ちって言ってるじゃないですか…」
羅夢はいつもの冷静さを取り戻している。
羅「私は負けたんです。ケンカは二度としないと誓ったのに、熱くなりすぎてケンカをしてしまったから…だから、気持ちを抑え切れなかった私の負けなんです。」
瑞生は返す言葉がなかった
まだ、クラスメイトはよく分かっていない。
成績優秀で、テストでは満点しか取ったことがなかった羅夢が、実はハンパなく強すぎた元ヤンだった事に。
瑞生は自分の席に戻っていった。
それに続いて何人かの女子が付いていく。
(やっぱ、イケメンは喧嘩上等のヤツでも人が集まってくるんだ~)
と羅夢は思う。
ク「ねぇねぇ、瑞生君。」
瑞「あん?」
ク「中学時代の羅夢って、どんな感じだったの?」
瑞「オレはクラスが違ったからよく分かんねーけど…友達がゆーには、授業中寝てたり、余所見とか、サボってばっかりしてノート取ってないクセに、テストじゃいっつも満点で先行たちが驚いてたらしーぜ。」
ク「へぇ…」
(成績の点では変わってないんだ…)
瑞「だし、誰もアイツに逆らうヤツはいなかったぜ。アイツのパンチ力約200kgとかだぜ( ̄Д ̄;;」
教室中が静まり返る
羅「ちょっとォ!!何ヘンな事言ってるんですか!?私、そんなにパンチ力、強くありませんから。」
いつの間にか、羅夢と瑞生は和解しているようだ。
???「へぇ…あのコ、意外と出来そうね♪」




