タイマン…!?
ク「そういえば、大村君が転校してからだよねぇ」
羅「えっ、何が?」
ク「ウチの学校の喧嘩上等のヤツらがボコボコにやられていくの…」
(…!!)
ガタンっ
ク「羅夢、どーしたの?」
羅「ゴメン!あたし気分悪いから、早退する…」
ク「大丈夫なの?」
羅「うん、ありがとね。瑠海ちゃん」
???「待てよ!!」
羅夢は気にせずクラスを出ようとする羅夢
???「待てっつってんだろーが!!赤阪羅夢。」
声がした方を見ると、この前転校してきた瑞生が立っていた。
瑞「赤阪羅夢。中学ん時の蹴りつけようじゃねぇか。」
羅「中学の時の蹴り?」
瑞「とぼけんじゃねー!!明日の放課後、タイマンだ」
クラスがざわめく
羅「しょうがないわね…売られたケンカは買う主義だから…」
-次の日
勝負は校庭であった。
瑞「行くぞ!!」
瑞生の後ろに大量の男たちが付く。
羅「ちょっと!!タイマンでしょ!」
(心底卑怯なヤツ…)
瑞「行け!!」
瑠「もし、羅夢が強いとしても、あんな大人数の相手…!?」
さっきまで威勢がよかった男たちは1人残らず気絶していた
瑠「そんな…」
瑞「ほぉ…1年間、何もしてなかった割には、全然衰えてねぇじゃねぇか」
羅「うっせーんだよ!カンケーないヤツらまで巻き込みよって…」
ドカッ
ボコッ
瑞「お前…1年間で性格も変わっちまったんだな…」
羅「どこが!?」
瑞「前はケンカ中、ずっと笑ってて気持ち…」
ドカッ
羅「さっきからゴチャゴチャうっせんだよ!!」
ボカッ
羅夢は無傷だが、瑞生はボコボコだ
突然羅夢が手を止めた。そして
「この勝負はあんたの勝ちだ。」
と言って帰っていった。




