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心のトビラ  作者: みゃお
3/9

タイマン…!?

ク「そういえば、大村君が転校してからだよねぇ」




羅「えっ、何が?」




ク「ウチの学校の喧嘩上等のヤツらがボコボコにやられていくの…」




(…!!)





ガタンっ




ク「羅夢、どーしたの?」




羅「ゴメン!あたし気分悪いから、早退する…」




ク「大丈夫なの?」




羅「うん、ありがとね。瑠海るみちゃん」







???「待てよ!!」





羅夢は気にせずクラスを出ようとする羅夢






???「待てっつってんだろーが!!赤阪羅夢。」




声がした方を見ると、この前転校してきた瑞生が立っていた。






瑞「赤阪羅夢。中学ん時の蹴りつけようじゃねぇか。」




羅「中学の時の蹴り?」




瑞「とぼけんじゃねー!!明日の放課後、タイマンだ」





クラスがざわめく





羅「しょうがないわね…売られたケンカは買う主義だから…」





























-次の日




勝負タイマンは校庭であった。






瑞「行くぞ!!」





瑞生の後ろに大量の男たちが付く。





羅「ちょっと!!タイマンでしょ!」




(心底卑怯なヤツ…)




瑞「行け!!」









瑠「もし、羅夢が強いとしても、あんな大人数の相手…!?」





さっきまで威勢がよかった男たちは1人残らず気絶していた






瑠「そんな…」








瑞「ほぉ…1年間、ケンカもしてなかった割には、全然衰えてねぇじゃねぇか」






羅「うっせーんだよ!カンケーないヤツらまで巻き込みよって…」
































ドカッ




ボコッ












瑞「お前…1年間で性格も変わっちまったんだな…」





羅「どこが!?」






瑞「前はケンカ中、ずっと笑ってて気持ち…」






ドカッ







羅「さっきからゴチャゴチャうっせんだよ!!」




ボカッ






羅夢は無傷だが、瑞生はボコボコだ























突然羅夢が手を止めた。そして





「この勝負タイマンはあんたの勝ちだ。」






と言って帰っていった。

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