カルデラ湖 カステラこ?
これまでのあらすじ
2023年3月某日
栃木県足利市の、ある竹藪で一人の男が逮捕された。
1週間後、足利小学校に小6の女の子が転校してきた。
名前は、調宮神楽耶
竹藪の奥にある家に住んでいる。
彼女は仲良くなった黒繁香、渡部千晶の3人と、
サッカー観戦のため、渡良瀬川へ向かった
そしてその帰り、神楽耶の後をつける男が捕まった。
学校ではその男の逮捕で大騒ぎになっていた。
そしてその日、防災訓練が行われたが、
本当に避難することになってしまう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「今日の授業は火山についてです!」
先生が開口一番言った。
「昨日の火山噴火についてでもいいので、これからみんなに火山について考えてもらいます。昨日は那須岳の噴火でしたが、関東には多くの火山があります。だれか身近な火山について知っている人いますか?」
静まり返る教室。
さされたくなくて、子供たちはみんな下を向いている。
「はい!」
山崎小鉄が元気よく手を挙げた。
「はい、山崎君!どうぞ!」
「はい」
立ち上がる山崎小鉄君。
「奥日光の男体山です!」
「はい、そうですね。確か、休火山ですね」
先生がそう言うと、小鉄はすかさず言い返した・
「いえ!今は活火山です!7000年前に噴火しています。
ちなみ日光白根山は東日本大震災で火山活動を始めました!」
「そうですか、小鉄君。よく知っていますね。先生の方が知りませんでした。ありがとう。他にいますか?」
神楽耶が手をすっとあげる。
「はい、調宮さん!」
「はい。赤城山です。あと、榛名山。どちらもカルデラ湖があります!」
教室がざわめく。
「すげぇ!かぐや!」
「かるでらこって何?」
「カステラコ?」
「はいはい、静かに! 調宮さんもよく知ってるわね。勉強したんですか?」
「はい。栃木に引っ越してくるときに、地理も勉強しました。」
「それはとても素晴らしい!これからももっと勉強してくださいね!」
教室はまざざわめいていた。
「はいはい、誰かカルデラ湖の説明できる人はいますか?」
「はいはいはい!」
また小鉄君が手をあげた。
「はい、山崎君!どうぞ!」
「カルデラはカステラと同じスペイン語です。(笑)
火山からマグマや石などが大量に噴出した後、地下が空っぽになり、その後陥没した場所がカルデラです。雨が降って湖になるとカルデラ湖で、川ができれば盆地になります。」
教室が感心するような声があちこちで聞こえる。
「凄いですね!やはり山崎君は博士君ですね!」
授業が終わったあと、山崎小鉄の周りには人が集まっていた。
神楽耶は小鉄を見ていた。
放課後、神楽耶は小鉄に声をかけた。
「すこしお話したいことがあるんだけど、いい?」
「え、はい。なんですか?」
「ちょっと、屋上へ行きましょう!」
2人は屋上へ登った。
そんな二人を黒繁香、渡部千晶、潮田英樹、黒岩草太の4人がそっとついて行った。
続く




