いざ冒険の旅へ 4 (改)
初めて小説家になろうに投稿しました。
投稿するか悩みましたが皆さんに読んで頂きたいと思い思い切って連載しました。
毎日更新するつもりですが時間は不定期になりますけど良かったら楽しんで読んで下さい。
不慣れな点も多いですがみなさん宜しくお願いします。
スパコン雅からの情報を受けて指示通り地面を掘ったら扉が出てきたのでで入ってみる事にした。
部屋は暗いけど外からの日光と能力向上で白黒だが夜目が効く様になって不便はないかな。
階段は全部で10段。一歩一歩下って行くと最後の床の付近で不吉な雰囲気を頭を巡った。
[雅、此処に罠とか無いよな?何かこの先で嫌な気配がするんだけど?]
(当たり!!。さすが龍也。私が脳を50%覚醒した甲斐が現れた事で私に感謝しても良いのよ。)
雅ってこう言う性格なのかな?好きな性格ってよりも俺の苦手なタイプだな。なんか、今だと上司と部下って感じだし。性格や言葉遣いもアップデートして欲しいな。
[それで何があるんだ?]
(そのまま床に降りたらその瞬間に10本の矢が身体を突き刺して居たよ。)
[おいおい、そんな事は先に言っといてくれよ。]
(そんな事、全て話して回避しても龍也の能力向上の妨げになるわよ?。今も危険だと判断したんでしょ? これからは第六感も鍛えていかないと生き残れないよ。それにどうしても回避出来ない様な状態が来たら教えるから安心して。)
[ 分かったよ。それでこの罠はどうやったら回避出来るんだ?]
(あの部分に魔力を込めると罠が解除されるけど今は無理だからあの床に振動を与えて一度発動させるのが1番安全かな。その後に追従の攻撃は来ないよ。)
[了解した。]
俺は持っていた折れた剣を床に落とした。すると左右の壁から5本ずつ矢が飛び出して左右の壁に突き刺さった。その後、頭から嫌な雰囲気が無くなったから大丈夫だろう。
・・・今後は第六感ってか本能も鍛えなきゃな。
無事に下まで降り立つとそこは広さ8畳程の空間で真ん中に6人掛けの椅子とテーブル、その奥にはデスクみたいなテーブルと椅子があった。
テーブルの上には、この辺りの地図だろうと思える物。あのXがある所が此処なんだろうと推測出来た。
壁には数本の剣と数枚の盾が並べられていて。剣を良く見ると剣にも盾にも薔薇に2本の剣がクロスした模様が描かれていた。たぶんエスラント国の紋章なんだろう。
俺はここは戦場の前衛基地なのかな。と答えを出していた。
水や食料は無し。まぁ〜あったとしても腐ってるだろうしね。
奥の机の上には目ぼしい物はなしか。引き出しは3段で1番上はペーパーナイフだけ。2段目は半羊紙が10枚に羽ペンが2本。3段目には革袋。
開けると何も入って無いけど何か違和感が。手を入れると革袋の底が掴めない。。。?
もしかして、これがアイテムBOXか?
(流石は龍也。此処でアイテムBOXを手に入れちゃったかぁ。)
いやぁ〜お前は知っていただろう。と思いながら使い方のレクチャーをしてもらった。
このアイテムBOXの大きさはこの部屋位の容量が入るそうだ。頭の中でアイテムBOXを想像したら入っている中身が分かるらしい。中に20種類の棚がある感じで同じ物がその中に入っている様な感じかな。
取り敢えず頭の中でアイテムBOXオープンっと。
なになに、今入ってるのは両手剣と盾が20セット、弓が10本で矢が100本、短剣2本。後は薪と着火石、ローブ、魔石が50個、ポーション30本、金貨20枚と銀貨10枚かな。伊達メガネ。着替えのシャツやズボンが数枚。
おお〜。金無し貧乏から取り敢えず卒業出来た。
雅曰く、金貨は元の世界で1枚、10万円くらい。銀貨は1万円くらい。
ざっと210万円は手元に出来たな。
この世界の物価は元の世界のタイくらいらしいので日本人としては安心材料かな。標準語も日本語とほぼ同じらしいので俺に取っては心優しい世界だ。
雅によると魔石は街に行けば換金出来るらしいし、魔法を使用する時には媒体としても活用出来るらしい。
今の俺は魔法を使えないから持ってる意味は無いけど保険として持ってようかな。
あと、分からないのがこの伊達メガネ。
[ 雅、このメガネの用途はわかるか?]
(それは鑑定スキルのあるメガネだね。龍也の脳に付与したかったけど今の段階では精神に負荷が掛かり過ぎたから断念したよ)
おぉぉ〜。来ましたよ。鑑定スキル。
もう〜チートじゃん。今、俺はこれでチートの勝ち組になれた。
少し位、浮かれても良いよね。
(でも、劣化版みたいな鑑定スキルのメガネだから過信しない方が良いよ。)
はい。浮かれてた自分にごめんなさい。
しかし、ここにアイテムBOXを置き去りにして行くとかそんなに高価ではないんだろうか?
それに今、行ってる事は窃盗だよな。バレたら処刑?
しかし、これが今の俺の生命線である事は間違い無いしな。
雅の説明だとこのアイテムBOXの容量は下位に当たるらしい。お金に関しては日雇いの傭兵もいるのでその日当として元々備えているのが普通だと言う事。
日本で言えば災害備蓄みたいな物だろうな。
俺の気持ちの面もあるけど借用書は書いておこう。
「ここを見つけた龍也と申します。誠に不本意ではありますが、私の生命が掛かってるので此処にある物を借用させて頂きます。
お返し出来る余裕が出来ましたら全て返品しますので
どうかご懸命な判断宜しくお願いします。
有志 龍也 」
これで良いよね。大人の対応として。俺の気持ちの問題だけど。
俺は此処にある物全てアイテムBOXに入れて跡にする事にした。
取り敢えず扉は閉めて土は被せたよ。
飛ぶ鳥、跡を濁さずってね。
草が生えてないから不自然な所はまぁ〜仕方ない。
路銀も出来たし気持ち改めて街まで進もう。
私自身の執筆意欲になりますし、今後の改善点にも繋がりますので、宜しかったら評価の方と続きが気になると思って頂いたらブックマーク宜しくお願いします。
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