異世界の都 キリシア領編 43 それぞれの活動と子爵家との面談。3
初めて小説家になろうに投稿しました。
投稿するか悩みましたが皆さんに読んで頂きたいと思い思い切って連載しました。
毎日更新するつもりですが時間は不定期になりますけど良かったら楽しんで読んで下さい。
不慣れな点も多いですがみなさん宜しくお願いします。
「さあさあ、こちらへ。キャリーお嬢様、奥方様とお姉様達がお待ちです。龍也様もどうぞ。」
扉の前にはメイドさん達が出迎えてくれた。
当主さんはグラウンさんの様な嗜好は持って無いな。
「キャリーお嬢様。龍也様、どうぞこちらにお入り下さい。」
扉が開いたら綺麗な奥さんとお姉さんであろう3人の女性が居た。
(お母様お久しぶりです。何でミランダお姉様と、マリンお姉様まで居るんですか?)
「何でって、それは、男勝りのキャリーの惚れた男性を見たかったから、嫁ぎ先から見に来たのよ。ねぇマリン」
「そうですわ。キャリー、あの男嫌いから良く卒業させた男性が気になるのは仕方ないですもの。」
〈貴方、お客様に失礼ですよ。さぁ龍也様でしたよね?こちらにお座り下さい。間も無く主人も来ると思いますので。〉
[ありがとうございます。]
俺達はみんなの向かえの席に座らされた。
〈先ずはこちらからご挨拶させて頂きますね。私、キャリーの母親のスターシャと申します。お見知り置きを。隣が長女のミランダです。次が、次女のマリンです。その次が三女のケリーです。
ミランダとマリンは既に嫁いで居ますが本日キャリーが帰って来るのを楽しみにして居た様で遊びに帰って来てる次第です。〉
[ご丁寧にありがとうございます。初めまして。私は娘さんのキャリーさんと同じ冒険者のパーティリーダーの龍也と申します。以後お見知り置きをお願いします。]
〈龍也様、出来の悪い娘ですが、末長く宜しくお願いします。〉
〈いえ。こちらこそ色々と相談させて頂いてお嬢さんにはお世話になってますので。〉
「それで、キャリー龍也様の何処に惚れたの?」
(ケリーお姉い様、惚れたとかではありません。1人の男性として尊敬してるだけです。」
「それを世間では惚れたって言うと思うけど?赤い顔して相変わらず分かりやすい子ね。」
「そうそう、お姉様方、この龍也様、あの胸糞悪いガロンの太腿を短剣で刺したそうよ。それを見たのがトラウマでサマンサも引き篭もってるとか良い様だわ。」
示談したんだが何故みなさん知ってるの?
「それで龍也様はキャリーの何処を好きになられたのですか?」
俺はキャリーに惚れてる扱いになってるのか?
[まぁ博識ですし正義感も強くて子供好きな所とかですかね。]
「既に家族計画もですか?キャリーが羨ましいですわ。」
何故そっちに飛んで行く?
(お姉様達、龍也様が困ってますからその辺で。)
タイミングよく親父さんが来てくれた。
《みんな待たせてすまぬな。さぁみなで食べよう。》
女性陣は俺の話でキャッキャウフフしてるし、それを聞かされてる俺は胃がキリキリするし。
《そう言えばキャリー、ジェリーを連れて帰るのだろう?馬房は有るのか?》
(今日龍也様が家に廐舎を建ててくれてますから問題無いです。)
《馬房では無く廐舎か。龍也殿は娘を大事にしてくれてるのだな。龍也殿今日、1頭馬を連れて帰るが良い。うちの馬ならキャリーも知っているし、ジェリーも喜ぶであろう。》
[え?宜しいのですか?大事な馬では無いのでしょうか?]
《構わぬ。其方にはこれからキャリーが世話になるしな。何かと足も必要かだろう。キャリー、龍也殿に合う馬を連れて帰れ。》
(お父様ありがとうございます。それではトムを連れて帰りますね。)
どっかのアニメみたいな馬のコンビだな。
そうして俺とキャリーは少しの間家族と話をして買ったお土産も無事に渡して子爵家を後にしたら。
[思ったより馬って乗りやすいな。]
(トムはとても利口な馬ですから。もちろん私のジェリーもですが。でも初めて乗ったには見えませんね。とても上手です。)
[ありがとう。トムこれから宜しくな。]
ブルっ。
(トムも宜しくって言ってます。)
それは何となく分かったかな。
1つ疑念を取って置こうかな。
[キャリー、このまま東の街を案内してくれないか?]
(別に構いませんがあまり治安も良く無いですが何かあるのですか?)
[確信は無いけど何となくだ。]
(分かりました。案内します。]
俺は馬に乗って東の街に連れて行って貰った。
メアリー達が住んでたのは東の里って言ってたけどまた違う地域なんだろうか?
しばらく走ると街並みが変わって来た。やっぱり貧民街なのかな?
[キャリーこの辺りは貧民街なのか?]
(はい。東の外よりは若干マシですが治安も良くありません。)
んん?あの食堂に居る子奴隷の首輪を嵌られているな。随分乱暴に扱われて居るけど、ちょっと鑑定っと。
犯罪奴隷では無い。無理やりなのか?
[キャリー奴隷の首輪って犯罪奴隷だけだよな?]
(はい。普通の奴隷でしたら施術だけですから外観では分かりません。)
[この領内では奴隷への扱いを怠ると罪だったよな?]
(はい。加害者側が犯罪奴隷になる位の罪です。何か有るんですか?)
[あぁ。助けたい子があそこに居るんだ。]
あの子は助けてあげないと。家が無ければ連れて帰ろう。必要な人材だ。
私自身の執筆意欲になりますし、今後の改善点にも繋がりますので、宜しかったら評価の方と続きが気になると思って頂いたらブックマーク宜しくお願いします。
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