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初めて行く異世界の都 キリシア領編 19

初めて小説家になろうに投稿しました。

投稿するか悩みましたが皆さんに読んで頂きたいと思い思い切って連載しました。

毎日更新するつもりですが時間は不定期になりますけど良かったら楽しんで読んで下さい。

不慣れな点も多いですがみなさん宜しくお願いします。

 深夜に雅に施術されて鑑定眼を手に入れる事が出来ためちゃ痛くて失神しちゃったけど無事に成功した様だ。

 雅曰くまだ中級程度の鑑定らしいそれ以上は処理し切れなくて脳がパンクするそうだ。昨夜の苦しんでる俺を見たキャリーが心配して様子を見に来てくれた。試しに鑑定したら思わず体重を口にしてしまった。雅にも言われたが、これは気を付けなければいけないな。


 今ここにいるのは、家族みたいな付き合いだから鑑定は使わない様にした。これはプライバシーも何にも無いよな。ある意味、他人には俺は鬼畜になった感じ?

 キャリーを見ると真っ赤な顔でプィッと横を向かれた。ごめん。俺が悪かった。でも恥ずかしがってるキャリーはギャップがあって可愛いのである。いわゆる、ギャップ萌えって感じかな。


 本日は現状来ている、買い戻しでは最後の人との交渉です。今日は奴隷商にも行く予定なので俺、雅、シェリー、キャリーの4人で外出。買い戻しの人と会うのは俺とシェリーだけだから、その時は2人は近くでお茶をしてもらうつもり。


 [シェリー、今日の人も10の刻だったよな?]


 『はいそうです。』


 [じゃぁ、そろそろ行こうか。]

 

 《《行ってらっしゃい》》

 

 子供達が元気にお見送りしてくれた。ユリアは行きたそうだったけど流石に奴隷商には連れて行けないからね。


 [シェリー念話の魔石は持って来てるよな?リーシャに持たせてるよな?]

 『はい。間違いなく渡してあります。』

 [ありがとう。]

 

 予想が正しければ本日必要になるからね。

 念話の魔石は雅にお願いして複数作って貰った。ジュリアの翼、エリー、キャリーに渡してある。キャリーはそんな術式あるんですか?と聞いて来たけどいつもの様にあるらしい。で強引に納得してもらった。


 ギルドに着いたから2人と別れて俺達はギルドに入った。今日もモーゼがいるらしい。難なくカウンターに行って昨日の様に2階へ上がった。扉をノックして入室許可が出たので中に入った。すると、中に居た女性が立って俺達にお辞儀をしてくれた。

 昨日とは全然違う。これを見習え貴族ども。ガロンは大人しく袋の中だけど。とりあえず昨日と同じ椅子の所に行って挨拶をした。


 [お待たせしました。]

 {いえ。私が早く来ていただけですのでお気になさらないで下さい。}


 [私はジュリアの翼の交渉役をしている龍也と言います。こちらがジュリアの翼のリーダーのシェリーです。]


ごめんね。少し鑑定させてね。鑑定。やっぱりね。 


{ご丁寧にありがとうございます。私はメアリーと申します。}


 [早速ですがお探しの品物はこちらで間違いないでしょうか?]

 俺はアイテムボックスから指輪の付いたチェーンタイプのネックレスをテーブルに置いた。


 メアリーはそれを見て涙を流して。


 {はい。間違いありません。}

 {それで心苦しいのですが。}と銀貨を10枚テーブルに置いた。

 {色々と金策したのですが、今はこれだけしかありません。勿論、足りないのは分かってます。足りない分は必ず工面してお支払いします。分割になるかも知れませんがどうか買い戻しに応じて頂けないでしょうか?}


 [いえ。お金は要りません。今日はこれをメアリーさんにお返しに来ました。]


 {えっ???}


 [ここからは私の想像でお話ししますが、それはたぶんご主人さんの指輪なのかと。それが盗賊の所から出て来たという事は恐らくご主人さんは襲われたのでは無いかと思いましたし、既に亡くなられてる。とも思っています。なのでこれは、メアリーさんの手元にある事が1番だと思いましたので私達はお返しに来ただけです。]


 {本当に・・・宜しいんでしょうか?}


 ギルドマスターを見てるメアリーさん。

 あとジジィ、俺の事を悪人とか喋ったんじゃないだろうな?俺もちゃんとした心は持ってるんだよ。昨日のアイツらが最悪だっただけだ。


 メアリーさんは指輪のネックレスを大事に胸に抱いて。

 {本当にありがとうございます。龍也様が言われた様にこれは亡くなった主人の指輪です。もう2度と手に出来ないと諦めて居たのですが盗賊が盗伐されたと聞きました。もしかしたら、戻って来てくれるかも知れないと少しばかりの期待をしていたら、リストにこれがあると聞いたので最後のチャンスだと思いお願いに来ました。本当にありがとうございます。}


 [ほら、ジュリアの翼のリーダーも泣いてるでしょ。彼女達もメアリーさんの手元に戻る事がこれからの励みにもなりますので。大事にお持ち帰り下さい。お金も忘れないでくださいね。]


 メアリーさんも少し落ち着いて立ち上がり深々とお礼をして部屋を出て行った。ここでキャリーに念話する。

 メアリーにはもう1つ話しがあるからね。

 【キャリー、今からギルドから出て来るメアリーを呼び止めてそこの茶屋で待ってもらって。俺達も合流するから。】 


 【承知しました。】


 ギルマスにちょこっと聞きたい事もある。


 [ギルマス、メアリーさんギルマスの事、チラッと見たけど俺の事、悪人とか言って無いでしょうね?]


 (そんな事は言ってない。少しだけ怖い人とは言ったが。)


 [俺も一応、善人の心は持ってるんですよ。昨日のアイツらの態度でキレない訳ないでしょう?ギルマスもあれは無いと思いませんでした?]


 (それは分かっている。昨日はあの貴族が全面的に悪い。)


 [それなら良いです。あと今度冒険者登録に来るんで宜しく頼みます。]


 シェリーびっくりしてる。そりゃぁ言ってないし。


 (面倒だけは起こさないでくれよ。)


 [分かってます。でも面倒なやつを近づかないでくださいね。]


 それだけ話して、ギルドを後にした。


私自身の執筆意欲になりますし、今後の改善点にも繋がりますので、宜しかったら評価の方と続きが気になると思って頂いたらブックマーク宜しくお願いします。

感想や誤字、脱字あればご指摘宜しくお願いします。

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